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「いや、本当助かったわ…ありがとう」

「どういたしまして。地毛登録してるんで、って言ったら大半は納得するよ。」

「まじか…地毛登録最強じゃんか…」


さっきは気づかなかったけど、背高いな。
そして髪色凄い。


「それにしても、その…すごい、カラフルだな」

「……うん。さっきも言ったけど、遺伝でさ」



少しばかり高めに束ねられた髪が、揺れた。
何故か、この時の彼女は大人びて見えた。




「結構好きだけどな、俺は」

「……え?」

「神(かみ)がかってる髪、だと思う!」←

「ありがとう…?」



どうやら、俺の渾身のダジャレは効かなかったらしい、残念だ。


____



「じゃ、(教室)こっちだから、またねー」

「…あ、あぁ」



そう言いながらひらひらと片手を振る彼女に、曖昧な返事をしつつ、別れた。

その後の交流と言ったら、移動教室か何かですれ違った際に挨拶するぐらい。
何となく、委員会は風紀委員に立候補した。



そして、月日は流れ――




「……あれ、同じクラス?」

「……!」


神様の悪戯か、はたまた偶然か。二年に進級した俺と彼女は、同じクラスとなった。
俺から見た彼女のポジションは、ちょっとした顔見知りからクラスメイトへと変わった。



「…そういえば」

「ん?」

「自己紹介してなかったな、俺ら」

「ホントだ」








「火神大我……火神!?」←



まあ、まさか今年入ってきた期待の新人部員の姉だとは思わなかったが。




「おぉ〜、朝早くシュート練かい?」

「おはよ。何なら見学してく?」

「おぉ、いいんか?」

「いいよ。ついでに入部すれば?」

「無理ですね」←

「即答かよ」


時々、彼女とは付き合っているのか、どう思っているのかと聞かれることがある。
彼女に抱いているのが果たして友情なのかそれ以外なのかはまだ分からない。

まあ、とりあえず――


たわいもない会話を楽しみにしている俺がいる、ということだけは言っておこう。

~IF~転生したのが黒バスじゃなかったら→←切っ掛け*Izuki



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ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年10月9日 21時

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