キミと1on1*Kuroko ページ2
*
注:【第11Q 彼の過去と今の自分】の続きだと思ってください。
____
我が弟が満足気に出ていった直後。
残されたのは、弟が良かれと思って置いていったバーガータワー(私命名)と、黒子君
……と、私。
「…それで
いつまで隠れてるんですか、先輩」
「あら、やっぱし気づいてたか」
「というかコレなんとかして下さい……」
一応、視覚的には見えにくい位置にいたつもりだったのだが。
「まあまあ。これでも弟なりの親切だから、ありがたく受け取ってください」
「……こんなに食べられません」←
「デスヨネー」←
と、いうわけで。8割を黒子君、残り2割は私が持って帰ることになった。
_____
彼女の存在を知ったのは、相棒の一言からだった。
勝てない相手がいると、いつか勝ちたいと思っている相手がいると、彼は言った。
「……何度リベンジしても勝てたことがねぇ。
オレは、そいつに一回でもいーから勝ちてぇ」
「…キミが勝てない相手……ですか。どんな方なんですか?」
「火神A」
「…え?」
「オレの姉貴」
__火神A
その名には聞き覚えがあった。これでも委員会に所属している身である。
間違いでなければ、その名が図書委員の名簿一覧に載っていたような気がする。
興味が湧いた。
キセキの世代に匹敵する彼を、負かす彼女はいったいどんな人なのだろう。
もし、会えるなら会ってみたい。(その夢は、意外と早い形で叶えられたが)
そして____
「……先輩」
「ん?」
「ちょっと、付き合ってもらっていいですか。」
____寄りたいところがあって。
キセキの世代に匹敵する彼を負かす彼女の実力は如何なるものなのか。
どうしても知りたくなった。
____
「寄りたいところって……ここか。」
「はい」
仄かな街灯の光に照らされながら、そう呟いた。
顔だけをこちらに向け、まるで真意を見い出すかのように見据え、そして。
「誰から聞いた?
―――って、言うまでもないか」
「弟め…」と軽くため息をつきながら言うあたり、そこまで怒ってないように見える。
察しがいいというか、なんというか。
「先輩“も”、バスケやってたんですね」
「…まぁ、ね。」
「彼と同じポジションで」
「うん」
「――
「……」
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ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
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