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変わり者3人目 ページ5





「なーにしてんの?」



敢えて笑顔で、敢えて愛想よく。弾んだ声音でそう言った。
どうやら、(憧れの)アイドルが来るとは予測できなかったらしい。
彼女たちは、一瞬戸惑った後、言い訳がましく誤魔化しの言葉を並べる。




「お、おそ松くん…」
「ち、ちがうの!これは…」

「なにが違うんだよ」



明らかに声のトーンを1オクターブぐらい下げた彼。
心做しか、周りの温度が下がった気がしなくもない←

相変わらず笑顔のままだが、むしろその笑顔が怖い。


「俺らのことを応援してくれるのは嬉しいけどさあ

誰が誰を好くかなんて、ジユーでしょ?


てかさ

たまたま(・・・・)席が隣りになったからって媚び売ろうだなんて奴がいたら、オレが黙ってないから」

「……」


ギロリと光のない瞳が向けられる。
彼の特技は、視線で人を殺すことなのかもしれない(白目)




「だから、“みんなで”仲良く、ね?」


この時、初めて笑顔が怖いと思った。

______




「ねぇ君、名前なんてゆーの?」




なぜだろう。どうして私は、トップの頂点に話しかけられているんだろう。
当の本人はと言うと、こっちの都合なんかお構い無しに質問攻めである。


確かキャッチフレーズは

六つ子の長男にしてリーダー。爽やかジャスティス、松野おそ松……とかなんとか言ってたな。
なんで知ってるかって?
…そんなん、暇だからに決まってんだろ←



「……あの、」

「ん?」

「…私、一応カラま……松野くんの、隣りなんですけど」

「知ってるよ。
ついでに、興味ありませんって顔もしてたからビックリしちゃった」

「はぁ……まぁ、否定はしませんが」




知ってたうえで、あんな脅し文句を言えるのは素晴らしいと思う。

……かと思えば、いつの間にか至近距離に整った顔が映って心臓止まるかと思った。
今度は、偽りのないスマイルを私に向けて。


「じゃあさ、




カラ松(アイツ)がダメなら



オレにしない?」


「……………………は?」←



………何この急展開

変わり者4人目→←変わり者2人目



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設定タグ:おそ松さん , F6 , 黒バス(?)   
作品ジャンル:恋愛
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サクラ - 更新楽しみに待ってます!早く素でないかな… (2018年3月27日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 更新頑張ってください。待ってます。 (2018年3月7日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き 水姫(プロフ) - 最新頑張ってください! (2017年11月17日 13時) (レス) id: f4a6cb2266 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年5月5日 17時

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