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変わり者2人目 ページ4





………とまあ、これでは私の今置かれてる状況が理解できないと思うので、実に不本意だが隣にいる彼の紹介をさせてもらおう。

彼の名は、松野カラ松。
肉を肉で巻いて食べる肉食系肉……みたいなキャッチフレーズで売ってるアイドルだ。

極めつけは、超がつくほどのドSと言ったところか。

そんな彼が私の隣りとなるといろいろと死ぬ。いや、恥ずかしいとかそういうのじゃなくて。


「「………」」


何がって、視線で。そう、嫉妬の視線ですよ、主にミーハー女子の。

私の名字は水谷。
彼の名字は松野。

五十音順で並べると、必然的に彼との出席番号は近くなる。
つまりまぁ、そういうことだ。

___



予想通り、私は入学式早々に呼び出された。


相手は恐らく……ミーハー(ryグループの一つだろう。




「ねぇ、水谷さん。カラ松君と席が隣りだからって、媚売ったらどうなるか分かるよねぇ 」

「……はぁ」



……なんだコレ、少女漫画?←


と呑気なことを考えていたら顔のすぐ隣からドンッと壁を殴った音が聞こえた。思わず肩が跳ねてしまったのは仕方ない、条件反射だ←



「ちょっと、私たちの話聞いてんの? 」


「えっと……要はカラ松君?に話しかけるなってことですか?」


確認するように聞けば、「さっきからそう言って
るでしょ」と言いたげに、イライラしながらも頷く彼女たち。
……なんだ、ちょうどよかった。



「あぁ、はい。わかりました」



……いやー、よかった、関わらなくていいんだ←

少なくとも、目の前にいる彼女たちのお目当ての松野カラ松に。

はっきり言って、中学はともかく高校はほぼ再スタートに近いし。


初っ端から友だち0人とか嫌だし(切実)







…それなのにこの状況はなんなんですかね







「はいストーっプ。」




ミーハー女子の1人に、ポンと置かれた手。
それはあまりにも自然で、言うなれば手馴れてるという感じ。





一際明るい色―――赤が、ちらついた。

変わり者3人目→←変わり者1人目



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設定タグ:おそ松さん , F6 , 黒バス(?)   
作品ジャンル:恋愛
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サクラ - 更新楽しみに待ってます!早く素でないかな… (2018年3月27日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 更新頑張ってください。待ってます。 (2018年3月7日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き 水姫(プロフ) - 最新頑張ってください! (2017年11月17日 13時) (レス) id: f4a6cb2266 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年5月5日 17時

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