現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね〜黒バストリップ〜Part7

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▽黒山side



｢え…?センパイ達教えるほどみんな頭いいの?ですか?｣


失礼極まりない発言をした火神君にキレたリコさんが｢なめんなぁああああ｣と飛び蹴りをかます。…もう何も言うまい。


｢ったりめーだ。とりあえずオマエよりはな｣


そんな2年生の気になる実力テストの結果はこちら。



日向さん:112位
土田さん:81位
水戸部さん:74位
伊月さん:71位
小金井さん:52位
リコさん(カントク):2位

｢え…ちょ…カントク…2位!?そんな頭いんすか!?｣
｢でも主将(キャプテン)は…メガネのわりに思ったより…｣
｢メガネが全員頭いいと思うなよ!!てかまん中より上だからいんだよ!!｣
｢だったら、俺を睨む必要はないのでは?｣←


人は見かけによらないとはまさにこのことですね(失礼)カントクは、流石生徒副会長を務めてるだけと言ったところでしょうか。


｢あれ…茶川先輩と黒山先輩は…｣

｢え、僕ですか?｣
『……私?』


僕(黒山):8位
りんちゃん(茶川):29位


｢何とかひとケタには入りました｣
『次は10番以内目指そうと思う』


｢いやいや十分凄いから。｣
｢くっそ!!お前らもかよ!!｣


何故か僕らまで睨まれた。(解せぬ)


_______


▽茶川side


｢バスケできりゃー勉強なんてどーでもいいじゃ…いてぇ!｣

｢バスケはバカでもできるわ!けどバカじゃ勝てないのよ!｣


おっしゃる通りで。←
ビシッと効果音が付きそうな勢いで正論を言ってのけたカントクさんに同意しかない。火神君はというとショックを受けていた。


そ ん な こ ん な で 。


｢実力テストは主要5科目!!みんなそれぞれ得意科目があるから、スペシャルチームを編成したわ!｣


火神君の補習を回避するべく、今回に限りスペシャルチームが結成された。もちろん場所は言うまでもないがリコさんの家である。

英語(長文読解・英文法)担当は土田さん。社会(日本史・世界史・地理)担当は日向さん。数学(数学I・数学A)担当は伊月さん。国語(現代文・古文・漢文)担当は黒子君。理科(物理・化学・生物)担当は水戸部さん。そして、総指揮を務めるは我らがカントクさんである。
得意科目も苦手科目もないMr.器用貧乏こと小金井さんは寝そうになった火神君をはたく役。

私はというと苦手科目(数学)があるので暇がある時に教えてくれるらしい。伊月さんが。

黒山君は点数がよかったのでリコさんの補助としてつくことに。(役得だなオイ)
優ちゃんは…特に苦手科目はないが1人で家にいるのは寂しいとのこと。

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