現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね〜黒バストリップ〜Part7

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＊



▽鈴村side




この際だからはっきり言おう、関さんは気づいてない。
というか、彼女は、恋愛が絡んだものについては全般的に疎いのだ。

｢普通気づくだろ｣｢気づけよ｣と周りがツッコミ入れるくらいには。

なので、今回ばかりは高尾君に同情する。
わざわざL○NEで『優ちゃんと話せる機会を作ってください』と言ってくるほどなので、これは相当想ってるんだなあ、と。

しかし高尾君、関さんは手強いぞ。

おそらくアプローチとかじゃなくて直接告白しないと、まず気づかないから。
これでも数十年、幼なじみをやってる身である。
彼女は何も変わらない。いや、変わったといえば変わったけど……主に暴力的な意味d


_____ﾊﾞｷｯ←



｢いﾞっっでぇ!!?なんで叩くの関さん!!｣

｢いや……なんとなく??｣←

｢なんとなくで俺に暴力使わないでくれる!?｣


(やっぱり、私らにはこれが一番だな…)


そんなギャーギャーと騒ぎ始めた俺らを、にこやかに見つめるりっさん。大方、彼女の場合は穏やかなことでも考えてるんだろう。



____


｢……そういや、そろそろテストだな｣

｢え、マジで?｣

『鈴村さんは大丈夫でしょ』

｢まぁね(ﾄﾞﾔｧ｣←

｢『流石、天才は余裕だね〜』｣←

テストは日々の積み重ねが大事。By茶川→←〃

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