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▽優side



結局リコさん………カントクは、あのおは朝信者野郎に点を取らせないことを優先させることにしたようだ。

スリーポイントは場合によっては殺人点に値する。回数が減れば、こっちが受けるダメージも少なくなる…ということだろう。
しかし、あの鷹の目がいる限り、黒子を組み込んだ作戦は期待できない。



第2Qが始まり、海常戦で黄瀬を封じたときのように、黒子が緑間をマークしながらバックチップをしようとする。
が、当然の如く高尾に邪魔をされてしまう。


更に、火神君までもが緑間の速い動きについていけず、振り払われている。
緑間は、そのままシュートを決めた。



誠凛ボールでも、黒子のパスが通らないせいでいつものように得点ができない。
結果として、第2Qは点差が開き続けて幕を閉じた。



____


控え室に戻り、ずっと高尾を撮っていたビデオカメラを黒子に託すことにした。



「黒子」
「…これは?」
「僕が得意のミスディレクションを駆使して秀徳のエースの相棒を隅から隅まで撮ったものです」
「ありがとうございます」



そう付け加えて渡せば、そのままベンチの端に座って黙ったまま見始めた。



そして一方、数m先のベンチでは。


「……さーて茶川君、キリキリ吐いてもらうわよ?」
『………えっ、と………』
「おやおやー?まさか、この期に及んで、言い逃れられるとでも思ってんのかぁ?」
『いいえ、そのようなこと微塵も思っておりませんとりあえずまずは殺人鬼顔負けの表情を向けるのを止めていただけないでしょうか』←ここまでnoブレス



獲物を狩るような目をしたバスケ部カントクと、クラッチタイム発動中のバスケ部主将に気圧されるりんちゃんの姿……。

なんかいつもより余計に彼女の敬語が流暢に聞こえるのは気の所為じゃないと思う。

〃→←〃



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藍斗 - おもしろかったです! 更新頑張ってください 応援してます! (2016年9月10日 11時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年6月4日 10時

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