現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね～黒バストリップ～Part6 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:58,049 hit

〃ページ17

※暫く鈴村side続きます

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

鈴村side

ﾋﾟｨ-ｰ-ｯｯ!

試合が再開され、日向先輩が向こうのパスをカットする。

日向「鈴村!!」ｼｭｯ

そして、そのボールを俺にパス。…予定では、伊月先輩にパスするのだが

「……(ﾊﾟｼｯ」

_____ﾀﾝｯ……

彼に渡すこと無く、俺はボールをつき始めた……

ボールが手から離れないように意識しつつ、周りの反応を伺う。

日向「……!?」

予想通り。伊月先輩以外にこの〝作戦〟を話してないので、驚いて当然だろう。

周りも、今までパス回ししかしてなかった俺が動いたので、少し驚いている。

が、すぐさま俺の傍にいた人がボールを奪わんと、ドリブルする俺の手元を叩く……

否、叩こう(・・・)とした。

……うん、やっぱり

｢……遅い((ﾎﾞｿｯ｣

『なんd……!』

___ﾀﾞｧﾝｯｯｯ!!

『……!?』

次の瞬間には、俺はもう飛び出していた。もちろん、ブロックしていたであろう人の呆けた顔は見逃してはいない。

『ボーッとするな!ソイツの動きを止めろッ!!』
『……!!』

「……(ｽｯ」

_____消えるドリブル(インビジブル・ドリブル)_____

『ボールが見えない…パスしたのか…!?』
『いや、違う!!まだソイツが持ってｯ…!!』

そんな会話を聞き流しつつ、はやくもシュート体制に入る俺。

黒子(そこからシュート…!?まさか拓君)
「アイツ…正気かｯ!?」

「え??

これが俺の

〝通常運転〟ですけど、」

そして、ゴールから10ｍの所で思い切り助走をつけ……

一……

二……

三、、

______ｶﾞﾗｧｧｧｧｧﾝｯｯ!!

そのまま、リングへとボールを押し込む。とりあえず一点獲得。

「……なにか問題でも??(ｽﾀｯ」

津川「…な…ぁ、ぇ…??」

春日「……ふぅん?」
岩村「……」