〃 ページ12
優side
リコ「…ええい、うるさいわね!土田君なんかリバウンドが得意よ!!小金井君とセットでいれば向かうところ敵なしってわけよ。分かるか一年共!!」
火神「なんかすっげーこじつけっぽいけど!?」
「……ハァ」(やれやれ……)
ギャーギャーと叫ぶ後輩たちとリコさん。
そんな皆の様子を見ながら、ため息をついた。
______
「……(チラッ」
りんちゃんの持つスコアボードに見やる。
現在【(誠凛)49-54(正邦)】
うーむ、まずまずと言ったところでしょうか。
鈴村といえば……チラッ
「あ!?小金井先輩!?;」
小金井「よく見とけ鈴村!ここは先輩の俺が取る!」
弾かれたボールがコート外に出そうになった…ので、正邦側の選手が諦めて走る速度を緩める中、鈴村が持ち前の足で、その横を猛ダッシュ……かと思ったら。
更にその横を彼…小金井先輩が風が起こる勢いで走り抜け…ボールをコートのほうへ放り投げた。
…のは良かったのだが。
小金井「とお!はっ!ん!?」
「……あ」←
体制を崩し、こちらに転がりそうなほどの勢いで向かってくる小金井さん。
『優ちゃん!?;』
りんちゃんの慌てた声が聞こえるが
何だか反応が遅れて足が動かない。
……え、やばくね?←
小金井「んぎゃー!!」
____ガシャーン!!
次の瞬間には
そこらにあったタオルやら、ドリンクが散らばっていた。
……が、しかし。
いつまでたっても、ぶつかった衝撃や痛みも来ない。
代わりに
何かその……
男子特有のあの硬さが←おい
「……?」
反射的に、瞑っていた目をそっと開ける…と。
火神「だだ大丈夫かよ!?です!」
「……大丈夫ですよ」(あぁ、火神君でしたか)
心配そうに、僕を見つめる彼がいた。
うわー、やっちゃったよ←
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藍斗 - おもしろかったです! 更新頑張ってください 応援してます! (2016年9月10日 11時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)
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