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最初は俺の話しに答えたりするだけだったけど
だんだん慣れてきたのか
Aちゃんから話しを振ってくれるようになった
お酒も少しずつだったのがペースも上がってきて
『んふふ』
気分良さそうにニコニコしてる
『櫻井さんは』
そこから酔う前よりよく喋るようになった
酔うと話し出すタイプなのだろうか？
『ぉ･･･櫻井さんは』
何故か俺の名前の前に��ぉ��がくっついてる
お櫻井さんってなんだ？
もしかしておっさんって言いかけたとか？
確かに30は超えてるけどさ(泣)
時計を見るとそろそろいい時間
「じゃ、そろそろ出よっか」
『はい』
カバンから財布を取り出そうとするから
「だから、もうもらってるって(笑)」
『でも二人でこんなに食べてあのお金で足りますか？』
「足りてるよ」
怪しんでる彼女とバレないように店の外に出て
予め呼んでいたタクシーに乗ろうとすると
『ありがとうございました』
何言ってるの
「まゆちゃんも乗ってきなよ」
『いや、でも』
「酔ってる子を放って帰らないよ
それに食事中敬語抜けなかったから乗りなさい」
取ってつけたような理由でタクシーに乗せた
「今日はありがと 楽しかったよ」
『私も、楽しかったです』
本当？それは嬉しいな
「じゃあまた飲みに行こうね」
さらっと約束
「今もだけどまゆちゃん敬語だし」
『あ、』
「それとあのお金を使いきるまで」
二人きりの薄暗い車内でAちゃんの耳元で
「俺に付き合ってね」
低い声でささやいた
この時の俺は随分と大胆な事をしたなと思う
その瞬間からAちゃんは自宅に着くまで
俺の方を一切見てくれなかった
でも横からでもわかったけど
(ﾌﾌｯ真っ赤)
可愛いな
素直にそう思った
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リス(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます！続きは近々アップするのでもう暫くお待ち下さい (2019年5月12日 11時) (
レス) id: f3ab4dd572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします待ってます (2019年5月11日 11時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リス | 作成日時：2019年4月27日 18時
