16 ページ17
・
「･･･にすんだよ！」
引き離して睨みつけても
「なんでよ！」
一歩も引かない
逆に逆上して怒ってくる
だからこの手はあまり使いたくないけど
「今度そんな事したら事務所に言うからな」
低い声で脅すように言ってその場を去った
(最悪だ･･･)
キスしても何も感じなかった
逆にすごく不快な気持ちになる
Aちゃんとの時間を奪われた挙句こんな事になるとは
一刻も早く会いたくて仕方なかった
でもそんな俺の思いとは裏腹に
ーすみません今日も残業で･･･ー
食事に行く事がぱったりと途絶えた
(残業なら仕方ない)
仕方ないって分かってても落ち込む
一目でいいから顔が見たい
あわよくば抱きしめたい
もっと言うならAちゃんで上書きしたい
そして
(って落ち着け俺！)
危ない･･･いらない考えまで出てくるとこだった
移動中もスーツを着てる女性を自然と目で追ってしまう
もしかしたらAちゃんじゃないかって
(女々しいな･･･俺)
・
そんなある日
「櫻井さん今日の夜の仕事は
あちら側が無理になったのでなくなりました」
「え？という事は」
「はい、その分早く帰れますよ」
まじで？
「久々じゃん」
「そうですねゆっくりして下さい」
「そうさせてもらう」
あ、でも待てよこの時間なら
(家に居るかな･･･)
ほんの少しの好奇心だった
いなければすぐに帰るつもりだった
「どちら様ですか？」
Aちゃん家に行ったのは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 687人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リス(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます！続きは近々アップするのでもう暫くお待ち下さい (2019年5月12日 11時) (
レス) id: f3ab4dd572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします待ってます (2019年5月11日 11時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リス | 作成日時：2019年4月27日 18時
