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ep18 ページ18




ヴヴヴ…ヴヴヴ…ヴヴヴ……



そんな機械音を合図に
玲於くんは抱きしめていた手をそっと離した。



マナーモードにしたままだった
携帯のバイブ音が着信を知らせている。



明るく光るディスプレイに表示されたのは
登録されていない知らない番号だ。



こんな時間に誰だろう…



しばらくそれを見つめていたら
玲於くんに「出ないの?」と聞かれ、
私は誰からの着信か分からないまま
その電話に出た。



A「…もしもし…」


『あ〜!出てくれた!』


A「あの……どなたですか…?」


『え?…俺だよ俺!亜嵐!』


A「あ、あら…白濱さん!!」



そういえば帰り際に、
連絡先を教えていた事を思い出す。



亜嵐『さっそく電話しちゃった!
遅い時間なのにごめんね〜。』


A「いえっ、起きてたんで大丈夫です。」


亜嵐『ごめんごめん!
無事に帰れたかなって気になって。』



ドキッ…!



A「あ…えっと……、その…はい…」



今、玲於くんの家に居るなんて
絶対言えない…!!



亜嵐『ふっ、なにそれ。
……あ、もしかして玲於に襲われちゃった〜?
なんつって(笑)』


A「そっ、そんな訳…っ…ないで…

…ひゃっ!?」



突然、玲於くんに抱きしめられ
思わず変な声を出してしまった。



亜嵐『え、なに、どしたん!?』



カアァッ///



A「……な、なんでもないです…っ
では、また明日…おやすみなさい…!」


亜嵐『ちょ、まっ、』



亜嵐くんの言葉を遮って
私は急いで電話を切る。



ツーツーツー・・・



部屋には無機質な音だけが響いた。


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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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紅愛*(プロフ) - 涼太大好きさん» 涼太大好きさん、こんにちは!いつもありがとうございます!かなり遅くなりましたが、本日少しお話を追加致しましたのでまた読んで頂けたら嬉しいです* (2018年8月16日 10時) (レス) id: 5acc3d870d (このIDを非表示/違反報告)
涼太大好き - めっちゃキュンキュンします 次の更新も楽しみです (2018年7月31日 8時) (レス) id: 2673571350 (このIDを非表示/違反報告)
紅愛*(プロフ) - 心音さん» 初めまして*なかなか更新出来ずに申し訳ありません…!これからも楽しんで読んで頂けたら嬉しいです! (2018年7月29日 17時) (レス) id: 5acc3d870d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ドキドキたまらないです(^ω^) 次の更新楽しみにしてます!! (2018年7月26日 2時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
紅愛*(プロフ) - 岩田玲於さん» お返事が遅くなりました!ファンだなんてもう嬉しい限りです!これからもご期待に応えられるよう頑張りますので宜しくお願い致します* (2018年7月22日 15時) (レス) id: 5acc3d870d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅愛* | 作成日時:2018年3月16日 21時

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