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『...詩、鎹達に御神軍を招集させて。精鋭だけを。雍までの最短距離の中で少しずつ合流する。』

詩「了解。」


貂が、伝令に書かれている本当の意味を読み解き、信に話す。


『信』

信「!」

『政には私から天を飛ばす。』

信「頼む!」


天を飛ばす。


信「雍までには何日かかる!?」

『最短距離で少なめに見積って十日。』

信「急いで行こう!!」

貂「で、でもここはどうすんだ!?」

瘣「私が請け負う。」

貂「羌瘣!」

信「すまねェ!!」

瘣「大丈夫だ。」

貂「...千人だ。千人連れて行こう!」

信「...分かった。古参の精鋭からだそう。経験豊富な。」

貂「おう!」

『...私も行く。』

信「!そりゃ心強い!」


急いで、行く隊員を集め始める。


『実弥!嘉柳!蒼炎!』

実・柳・炎「「「はい。」」」(シュタッ

『これから起こる反乱を止めに行く。』

3人「!」

『嘉柳は私と。実弥と蒼炎はここで羌瘣と共に頼む。』

3人「御意に。」

『御神隊から指揮もよく取れる精鋭を百名出して。一緒に行く。』

実「俺と蒼炎で出しとくゥ。」

『頼んだ。柳、あの傘も持っていこう。』

柳「!用意致します。」

『うん。』


準備が整う。

馬に跨り、王都・咸陽に向けて出発した。

それから十日。

政の加冠の儀、反乱当日。

飛信隊は千人に、急遽集まってくれた御神軍三千を加え、計四千人となっていた。


信「急げお前ら!!もう川を渡りゃ咸陽は目の前だ!」


丘をのぼり、川を見れば、そこには蕞で共に戦ったという兵たちの見事な軍行。


「飛信隊っ!信殿であられるかァ!?」

信「?」


なんと、飛信隊が来ると聞いて、飛信隊が乗る船を用意していてくれた。

御神軍もだ。

ということで、その船に乗り、渭水を渡ることに。

なんとそこで、一万だと思っていた敵が三万だった事が判明。

函谷関をすり抜け、予想よりはやく咸陽へ迫っていると言う。

しばらく進むと、岸が敵に制圧されていることに気付く。

矢の雨をふらされる。


『...傘。と盾。』

柳「すぐに。」


すぐに、盾を構える。

Aが乗る船には、特殊な傘も。

日除けも、雨避けも、矢避けもできる傘。

特殊な素材でできており、矢をも通さないと言う。

その分重いのだが。

それで矢をしのいでしばらく、先に行っていた飛信隊が道をひらく。

そこから急いで上陸し、敵を潰しに入る。


『...(敵将は行ったな。)』(ザシュッ

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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁく‪wそう呼ぶ人いないだろうなと思って‪w‪w (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へい‪wありがとうございます‪w‪w (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2021年10月12日 9時

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