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その五日後の早朝
鈴｢！！おかえりなさいませ、姫様。｣
『ただいま、鈴鹿。』
鈴｢総本家の方へ行かれるのですね？｣
『うん。』
鈴｢直ぐにお支度致します。｣
『ありがとう。』
鈴｢いえいえ。王賁様方は客間の方へ。お茶をお出し致しますので。｣
賁｢あァ。｣
『柳、柳も支度を。』
柳｢ハ。｣
急いで支度を始める。
泊まりなので、浴衣や換えの服なども用意する。
軽い正装に着替え、髪を結い、面布を着けたAが客間に顔を出す。
関｢！｣
『．．．王賁、』
賁｢何だ？｣
『年越しの時、何するの？』
賁｢特に何も決まっていない。まぁ少なくともオールだな。｣
『．．．分かった。』
賁｢？｣
『神楽．．．というか、日の呼吸なんだけど、』
賁｢！｣
『ヒノカミ神楽として舞っててもいいかな。』
賁｢むしろ皆喜ぶ。｣
『良かった。』
Aが支度に戻る。
賁｢(戦場では見ない耳飾りをしていたな．．．軟骨に．．．)｣
しばらくして、支度が整う。
王賁や番陽、関常も着替えていた。
鈴｢御車の方も準備が整いました。神楽舞の衣装等も含め、全て準備済みです。｣
『ありがとう。』
鈴｢いえいえ。殿は先に行かれました。どうぞ楽しんできて下さいませ。｣
『．．．うん。』
Aの耳では、花札のような耳飾りが揺れ、軟骨には華のピアスが着いている。
嘉柳も正装で準備済み。
『．．．』(ｽｯ
賁｢！｣
『お待たせ。』
賁｢あァ。丁度ウチの御車も来たところだ。行くか。｣
『うん。』
外に出る。
賁｢．．．あ、Aは親戚だが、もう妹ということにしている。｣
『．．．父上違うよ？』
賁｢妹の様なものだ。｣
『．．．否定はしない。出来ない。』
賁｢ならいいな。｣
『うん。』
別々の御車に乗り込む。
Aの御車を引くのは、正装させた楓と
鈴･城の者｢｢行ってらっしゃいませ、姫様。｣｣
『．．．いってくる。』
王一族総本家に向けて出発した。
着いたのはその日の夕方。
御者｢到着致しました。｣
御車の扉が開けられる。
先に降りる嘉柳。
柳｢お手を。｣
『ありがとう。』
柳｢いえ。｣
嘉柳の手を借り、ふわりと御車を降りる。
王賁らも降りていた。
｢おかえりなさいませ、若様。｣
｢いらっしゃいませ、王華お嬢様。｣
迎えの人達が二人に深く礼をする。
賁｢あァ。｣
『．．．』
？｢賁様！｣
賁｢！｣
『？』
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (
レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(？)…！！介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・｀) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…！にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ（◞‿◟）ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます！！へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年10月12日 9時
