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御神「お目覚めになられたのですね!!」
御神「お身体の方は!!」
御神「どうかご無理をなさらないでください!!」
『ありがとう、皆。』
御神「!!?」
『今回も、力を貸してくれて。私と、命を張ってくれて。作業をやってくれて。』
御神「そ、そんなっ!」
御神「私たちはただ、貴女様と共にありたいだけです!!」
御神「貴女様のお力になれるのであれば幸いです!!!」
『ありがとう。これからもよろしく頼む。』
御神隊「!」
御神軍「っ!」
御神「はい!!!!!」
御神「っ、どうかご無理をなさらないでください!!」
御神「お休みくださいませ!!」
御神「顔色が悪うございます!!」
『...うん。そうさせてもらう。ありがとう。』
御神「いえいえ!!」
御神「ここは私達にお任せくださいませ!!」
Aと実弥が、天幕に戻る。
実「...どこが痛む?」
『...肋の辺。筋肉に折れた肋が刺さってるみたい。』
実「っ...」
『もう一月もあれば治る。』
実「!本当に大丈夫かァ?医者に見てもらった方が...」
『大丈夫。』
実「...分かったァ。無理はすんなよ。悪化する。何かあったらすぐに言え。」
『うん。ありがとう。』
実「おう。」
Aが眠る。
実「(お館様は失明前、光の当たる角度によって、多少紅みがかる、美しい紫色の目をしておられた...
Aは、純粋な、透き通るような、美しい紅...鬼舞辻のようなドス黒い赤ではなく、美しい紅。
...チッ、なんでこんなことを。)」
眠ったAを見ながら、グルグルと頭を中を回る。
実「(あぁ、そうだ。お館様にあのお話を聞いたからだ。そんで、お館様と極めて近い声音で話すところを、改めて聞いたから...あのお館様に近い雰囲気を、気配を、安堵感を、不思議な高揚感を、感じたから...
俺は、いつ話せばいい...育手と出会う前の記憶のないこいつに...どう話せばいい...
Aが、
お館様の、姪にあたることを...継国縁壱の血を濃く引き継ぐ、直系の子孫であることを...
いや話さなくてもいいのか?その方がいいのか?
何で俺にこの話を託したんですかお館様ぁ〜!!!)」
耀「ふふ、そんな私は嫌いかい?」 ←幻聴
実「いいえ大好きですお館様!!!」
柳「は?」
そんなことは露知らず、Aは眠っている。
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月12日 9時