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part3 貴方side ページ10

さてと、私の座る席はどこかなー?
何てキョロキョロしてると、赤髪がこっちに手招きしていた。
そっちを見ると、隣の席を叩いている。
……隣に座れと……?
一瞬で"は?"と思ったけど踏みとどまった私はすごいと思う。
きっとカルマは、私がどういう反応をするかわかっているはず。いや、確実にわかっていってる。
だったら……

『じゃあ、お言葉に甘えて』

そう言って、カルマのとなりに座った。
……隣に座ったからって驚きすぎじゃね?てか、ちょっかい出してくるなよ?

カルマ「どうしたの?そんなに俺のとなりがよかったの?」

はいキター、ちょっかいの前触れがキター。
こいつは、何を言ってもからかってくるからな。うん。何も言わない方がいい。

カルマ「どうしたの〜黙り混んじゃって〜まさか図星?」

『んなわけあるかぁー!!!』

前言撤回。こいつには、どんな反応しても効かない。なんだよこいつ、頭の回転の早さが尋常じゃない。人間じゃないどう考えたって。

カルマ「俺人間じゃないけど」

『は?何人の心の声聞いてんだよ。』

カルマ「自分で全部しゃべってたんじゃん」

んな訳ないだろうと、カエデの方を見たらうなずいてた。マジ?

………

『もう何もしゃべらない』

そう言って、窓の方を見たら、タコがいた。
………なんだよそのニヤついた顔は、いつもの顔がさらに増して気持ち悪いわ。

「そういや、殺せんせーどこ行った?」

『そこにいるよ(^ω^#)』

「なぁ、裏のある笑顔に見えんの俺だけ?」

カルマ「俺にも見えるよ。安心しな」

二人のこの会話など聞かずに、タコはなぜ遅れたかをにこにこしながら自慢していた。

その顔にさらにムカついたので話を遮りカーテンを閉めた。

『スッキリした。』

そう言ってもとの席に戻った。

____________


________

「ねぇA、飲み物買いにいかない?」

『行く。カルマは?』

カルマ「イチゴ煮オレ買ってきて」

『………三倍で返してくれるなら』

カルマ「は?((((圧」

『イチゴ煮オレね』

カルマ「Aの奢りで」

『………ちっ』

カルマ「なんか言いました?」

『いいえ何も(棒読み)』

カルマ「2パックね」

『ハイハイ』

めんどくさいなとか思いながら、重い足取りで、自販機へ向かった。

あとで何かと怖そうなんで、ちゃんと2パック買った。あとで何かと怖そうなんで。

「舌打ちしてたのに、ちゃんと言われた通り買って行くんだね?」

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リリィ - 分かります。私も寺坂の“え?あ、うんまだなの!?"好きですww (2020年12月28日 13時) (レス) id: b7c72524e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - ハクトさん» すみませんm(_ _)mご指摘ありがとうございます。 (2020年7月19日 16時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - 急にすいませんが設定のとこにあるカルマのところ〇〇の彼女になってます (2020年7月19日 12時) (レス) id: d523bafe46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロネコ | 作成日時:2020年3月17日 21時

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