検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:143,745 hit

part3 貴方side ページ37

タコの持ってきた玩具。もといバイクを見て興奮気味の吉田

殺せんせー「この前、吉田くんが雑誌で見てたやつです。ちょうど、プールの廃材があったので作ってみました。」

良いように使われてるぞ寺坂…

「すげー!まるで本物じゃねーか!」

ノリノリにしか見えない。
自分でコスプレしてバイクにまたがるタコ
吉田を含め数人のバイク好きが集まってタコを囲んでた。

ほんとに便利だなその触手。

ほんとこのタコは、生徒のためならなんでもする。理想の教師なんだな。

私の大切な人はいつもそばにいる。なんて本人には言ってやらないけど。

なんてことを考えてると、教室の立て付けの悪いドアが開いた。そこに立っていたのは、寺坂で入るとすぐに吉田の方へ眉間にシワを寄せながら歩いて話しかけた。

「…なにしてんだ吉田」

「あ、寺坂。いやぁ、この前こいつとバイクの話で盛り上がっちまってよ。うちの学校でこういうの興味あるやついねーから」

「ヌルフフフ…せんせーは大人な上に(おとこ)のなかの(おとこ)この手のなかの趣味もひととおり(かじ)ってます。しかもこのバイク時速最速300km出るんですって。せんせーも一度本物に乗ってみたいものです。」

「アホか。抱えて飛んだ方が速いだろ」

そう言って、タコの作ったバイクを蹴飛ばした。
もちろんバイクは壊れてタコは漢泣(おとこなき)寺坂にブーイングが起こった。

怒りが頂点に達したらしく、自分の机から、殺虫剤を取り出し教室の真ん中へと投げつけた。

寺坂が、自分の席でやったお陰で、隣の席の私には、大量の殺虫剤。目に染みて、たまらず声をあげた。

『っい…!』

すると、ほわっとなにかを被せられた。それと同時にカルマの声で、カルマのカーディガンだと理解する。うん。カルマの匂いだ。
カルマに、"バカ嗅ぐな息止めろ"とさっきの優しさとは真逆の言葉が聞こえ、黙って息を止めた。
…ケチ

「気持ちわりーんだよ。テメーもモンスターに操られて仲良しこよししてるE組(テメーら)も」

自分の席に寄りかかってたカルマが寺坂に向かって口を開いた。

カルマ「殺しゃいいじゃん。せっかくそれが許される教室なのに」

「なんだカルマ、テメー俺に喧嘩売ってんのか?」

カルマの挑発的な言葉に頭に来たのか、寺坂がカルマに近づくと、カルマの手が寺坂の口を鷲掴みにし、不適な笑みを浮かべた。

カルマ「駄目だってば寺坂。喧嘩するなら口より先に手ぇ出さなきゃ」

煽るね…

part4 貴方side→←part2 貴方side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリィ - 分かります。私も寺坂の“え?あ、うんまだなの!?"好きですww (2020年12月28日 13時) (レス) id: b7c72524e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - ハクトさん» すみませんm(_ _)mご指摘ありがとうございます。 (2020年7月19日 16時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - 急にすいませんが設定のとこにあるカルマのところ〇〇の彼女になってます (2020年7月19日 12時) (レス) id: d523bafe46 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シロネコ | 作成日時:2020年3月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。