最強カップル！？4 (ページ37)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:37,186 hit

part12　貴方side ページ37

孤立してからすべてがどうでもよくなった

けど皆には心配をかけたくなかったから、
何時ものように登校したある日

ホームルームで交換留学生が来ることを知った

その子は赤髪で、
夜神家の次々期当主らしい

その彼はよく私のそばにいてくれた

最初は、なんで私なんかと関わるのか分からなかったし、巻き込みたくなかった

けど、名前で"呼ばれる"仲になってから

ある日

担任であり、両親を殺したやつがいる
教室の前を通った

すると、

ヒュン

とナイフが飛んできた

急な出来事に動くこともできずに
避けられなくて、目を瞑る

それでも自分に刺さった感じがしなくて目を開けると、なぜか赤羽くんの腹部にナイフが刺さってた

"庇われた"

と、直感で感じた

そして、また大切な人を奪おうとするやつに怒りが込み上げて

赤羽くんの腹部に刺さったナイフを抜き、担任に向かって投げた

その後、偶然通りかかった霞さんが救急車とパトカーを呼び、私は霞さんになぜ狙われていたかを話した

けど、庇ってくれた赤羽くんには話す気になれなかった

"話せば皆と同じように離れていくのではないか"

そんな不安が頭をよぎった

けど赤羽くんは、最後まで隣で静かに聞いてくれた

決して私を責めたりしなかった

"大変だったね、頑張ったね"

私が一番聞きたかった言葉をかけてくれた

それから、担任の電話の相手もこの計画を企てた一人だということから、互いに守り合おうということになり、互いに強くなった

________________

_________

_______

そして、月が破壊された今年椚が丘での目撃情報が手に入り、表向きは"E組の防衛、ターゲットの監視"で、このE組に来た

すべてを終わらせるために

回想、終
______________

『これが私たちがここに来た本来の目的だよ』

渚「僕たちを途中から突き放そうとしたのは殺し屋のターゲットにならないためだったんだ」

『うん。これは私たちの問題だから』

突き放されるのを覚悟ですべてを話した。

けど、みんながかけてくれたのは優しい言葉だった

カエデ「じゃあこれからは、遊んだり楽しく暗殺したりできる本当の友達だね！」

『！』

磯貝「例えAの両親が誘拐犯でも、AはAだし。Aの両親は根っからの悪じゃない」

メグ「これからもよろしくね、A」

『っ…私ここに居てもいいってこと？』

カエデ「もちろん！！っていうか居て！！」

『っ、ありがとう…！！』

この日、皆とは本当の友達になれた