part10 貴方side ページ35
シャチとの対戦の2日後
カルマの怪我も私の血を飲んだ"おかげ"ですっかり治り、
現在
カエデ「二人って結局いったい何者！？」
質問攻めにあっている
『え…っと、とりあえずこうなったわけを説明する前に色々と解説？みたいなのをしていくけど良い？』
と聞くと、了承を得たので説明に入った。
9年前に殺された両親は自分達の本当の両親じゃないってこと
自分達は白銀学園というところで生まれ血を提供する"エサ"として育てられたこと
自分達の血統が、極上の血を持つ一族の皇妃家であること
最初は千代が誘拐されたこと
13年前に自分も誘拐されたこと
取り敢えず、今回の事件の説明に必要最低限のことを話すと皆は
メグ「…ちょっと待って…」
カエデ「…複雑すぎない…？」
『それは本当にそう思う。』
カルマ「これから本題に入るけど。」
『追い付いてこれる？』
と聞くと、まぁなんとか…という返事が来たので説明を始めた。
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回想
〜過去〜
9年前
雪と千代が篝月の庭で両親と一緒にいたので
『おとーさん、おかーさん。私図書館行ってくるね！』
母「行ってらっしゃいA。」
父「気を付けていくんだよ？」
『うん！』
そう言って早足で図書館へ向かった。
これが両親との最後の会話になるなんて知らずに…
図書館で霖君と会い、霖君より1足先に篝月家に戻った私。
しかし、そこにいたのは…
かつて自分の血を"エサ"として飲んでいた白銀胡桃
幸い相手は私が近くにいることを知らずに、いた。
何をしているのかわからず、相手に気付かれないギリギリまで近づくと…
干からびた両親
おかーさんの方には首に噛み傷
おと−さんの首から血を飲んでいる白銀胡桃
私は怖くてただそこにひっそりと気配を消すことしかできなかった。
そしたら、千代が白銀胡桃のいる方へ来た。
(来ちゃダメ…！)
その言葉が出ずに気づいてしまった千代
千代はそのまま気絶し、白銀兄妹が見つけてしまった
千代を連れ去ろうとする白銀
そこに来たのは雪。
白銀紅に掴みかかるも菫に蹴り飛ばされた
そのあとボロボロにされた雪
助けに来た雷火さんと霞さん
私は…
なにもできなかった
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年6月27日 8時
