最強カップル！？4 (ページ30)

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part5　貴方side ページ30

『…は？』

シャチ「お前は9年前からずっと過去だけを見てきたようなもんだろ？
犯罪者のために何でそこまでするかねー？」

『だから犯罪者で一括りにするなって…！』

シャチ「同じものを括って何が悪い？ん？だから、死んだんだろ？ちょうど言い天罰じゃねーか」

『ふざけんな！！！天罰？二人は私たちを救ってくれたヒーローだ。なにも知らずに貶すな！！！』

シャチ「俺らのせい？違う違うwww.殺したのは白銀胡桃だろ？人のせいにされちゃ困るぜー。そーだな。どうしても俺らを抹消したいなら…ほら」

そう言って投げ渡してきたのは実弾の銃

殺せんせー「Aさん！！それを使ってはダメです！！」

と、止めるが今の私には耳に入ってこなかった。

私のなかにはすべてを知った8年前から押さえ込んでいた"恨み"の感情で一杯だったから

迷わずやつに銃口を合わせ、打つ準備をする

息は荒れているのに…なぜか手は震えてなくて、スッと定められた。

暴走しかけていた私を救ったのは…

カルマ「Aっ！！！！！」

4年前と同じ…

赤髪の少年だった

カルマの声にはっと我に帰る
が、怒り、憎しみ、恨みは消えない

カルマ「やめなA。」

『やめろ…？
こいつは…2人を殺したんだよ？
私の大切な人を…こいつは…
何で止めるの？』

カルマ「分かってる。けど、ここであいつをAが殺したら、大切に思っている人が傷つく。怒りを無くせとは言わない。けど、殺すんじゃない。殺さないやり方で殺しな。」

シャチ「おいおい止めんなよ、せっかくこいつのせいにしようとしてたのによー」

という言葉に苛立ちを覚えるが、
今度はカルマが先だった

カルマ「自分の悪事を他人に押し付けてまでそんなに自分が正義になりたいのかよっ！！2人を殺したのはAじゃない。お前らだろ！？それを他人に押し付けて自分はのうのうと生きて、いい加減にしろよっ！！
こいつがどれだけ努力したか知らねーくせに、陰でどれくらい泣いたか知らないくせに！！」

カルマの声に、苛立ちも純粋なものに変わり、大分落ち着いてきた

カルマ「殺してほしいんだろ？」

『殺してやるよ…』

「『この社会から』」

この言葉を合図に目的を果たすため私たちは飛び上がり…敵の抹消のために向かった