part3 渚side ページ28
カルマくん達と別れ、僕たちが入った部屋にはモニターだけ。なぜか2面だけガラス張りになっている壁以外は不審なところなし。
殺せんせーが壁に触るとジュッと触手が溶けたので対先生物質の壁なんだろう。
皆が入り終わるとドアがとじ、鍵がかけられた。
そしてモニターに写ったのはこの前Aさんに話しかけていた人。
サメ「やぁ、始めましてだね。僕はサメです。」
大体の人が"は？"という顔をしたがどうやらそれがコードネームらしい。
サメ「君らが不審な行動さえしなければ人質も傷つかないしここも爆破しない。
気を付けてね？師匠は気が短いタイプだから」
それだけ言うとブツっとモニターから消えた。
すると、ガチャっという音がしてそちらを見るとカルマくんとAさん。
カルマくんは少し機嫌がいい様子だけど対照的にAさんはムスッとしてる。
……なにしたのカルマくん…
2人が部屋に来てからすぐにまたモニターがついた。
けど今度出てきたのはさっきと違う人。
？「久しぶりだな〜！皇妃A！」
にこーっと少し気味が悪い笑みをしながら話す人を睨み付けながらきくAさん。
さっきまではポーカーフェイスでなにもオーラがなかったけど、この人が出た瞬間、カルマくんと二人してすごい殺気を放ってて怖い。
『……その名前で呼ぶのやめてくれる？私、皇妃じゃないし』
「はっ、お前は正真正銘の皇妃の人間だ。
じゃなきゃお前の両親も…」
『黙れ！』
「おいおい、そんなに怒るなよ。人質がどうなっても知らねーぞ？」
というヤツの横には茅野が手と足を拘束されて気絶していた。
『お前の望みは私たち。もういいでしょ？カエデを解放して』
「名前で読んでんのか〜。いいね〜！そういう友情俺は大嫌いなんだよ！
いいことを教えてやろう、そこにいる皇妃Aの両親はなぁ？」
はっと止めようとするがモニター越しでは止められない。慌てている様子のAさんを見て笑いながらヤツは言った。
彼女の両親は……
誘拐犯だと。
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先週更新できなかったので…
過去編長くなりそう…(ー_ー;)
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年6月27日 8時
