最強カップル！？4 (ページ24)

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part3　貴方side ページ24

教室に戻り、カエデたちのところで話してる私。

教室に入ってきたのは……

フツーの服を着たビッチ先生

ビッチ「なによガキ共。進路相談やってんの？」

皆は驚きを隠せていない様子。

『…ビッチ先生…フツーの服だ。』

ビッチ「…フツーの安物よ。アンタたちのフツーの世界に合わせてやっただけじゃないの。
…何よ、やっぱりもっと露出が欲しいわけ？」

とちょっと赤くなったビッチ先生と、
鼻血を押さえる…変態終末期。

ちなみに脳天に拳を振り下ろしておきました。(^-^)

カエデ「……あ、サイズシールつきっぱなしだ。」

カエデの指差す方にはMと書かれたシール。

カルマ「安物慣れしてないね～」

杉野「どうする？そっと言おうか」

『じゃあ…』

私言いに行くよ、という言葉を遮ったのは渚。

渚「僕が取るよ」

次の瞬間、渚は確かにシールを取った。けど、本人は全く気づいてない。

私がロヴロさんから教わった猫だましも、私の場合何回も何回もイメトレをしてできたもの。でも渚は、すぐにその技を飲み込んだらしいし。

渚は、殺し屋の素質がある。
けど、渚はならないだろうな～

渚が職員室に行ってから席に戻るとカルマが話しかけてきた。

カルマ「Aはさぁ、ここ卒業したらどこ行くの？」

『ん～。なりたいやつは別に篝月にいなくてもなれるからな～。…カルマは？』

カルマ「俺は残るよ、ここに。」

『ここって…椚が丘に？』

カルマ「俺も、篝月じゃなくてもなれるし、戦いたい奴もいるしさ」

『そっか～。私はどうしよっかな…』

書いたはずなのに迷う私とは…？

カルマ「無理にあわせなくていいからね。」

『私がどんな決断をしてもカルマに会わせた訳じゃないから。』

そう言ってさっきの希望用紙を見せた。

驚いた様子で目を見開くカルマ

そこには

進学先

"椚が丘学園"

の文字。

けっして、カルマと一緒にいたいからとかじゃない。

カルマ「そっかそっか～、Aは俺といたいんだ？」

『誰も一言もカルマといたいから何て言ってないけど』

カルマ「だってA。警察なら篝月にいてもなれるでしょ？紅血の契約切れば」

『それがどうしたの？』

カルマ「だったらわざわざ、椚が丘にしなくてもよくない？」

といわれて気づいた。
カルマと居たくてここにしたって言ってるようなもんだ。椚が丘に行くと決めたときからこいつは気づいてたのか…

カルマ「よかったね～また3年間俺と一緒だよ」

『それ言うのは両方が受かってからだろ』