最強カップル！？3 (ページ45)

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part8　貴方side ページ45

赤羽業合計点数492点 186/2位

美崎A 合計点数491点 186/3位

カルマ「まーどうせうちの担任は"1位じゃないからダメですねぇ"とかぬかすんだろうけど」

渚「2人とも…」

『気づいてないの？今回本気でやったの私達だけだよ？』

カルマ「他のE組(皆)はお前らのために手加減してた。
お前らも毎回敗けてちゃ立場がないだろうからって」

と、さっき煽ってたお返しと言わんばかりに言うカルマ。

『でも次は容赦しない。3学期になれば…内部進学のあんたらと高校受験の私達じゃ授業が変わる。同じ条件のテストを受けるのは次が最後だから。』

カルマ「2ヶ月後の2学期期末。そこですべての決着つけようよ」

瀬尾「……チ……上等だ」

昔のカルマだったらフォローなんてしてくれなかっただろう。タコがきっとカルマを変えたんだ。

敗北を経験したからこそ出てくる、敗者を気遣う言葉。
カルマは浅野よりも一足先に弱者に寄り添うことを覚えた。

テストを終えた私たちは現在教員室にいる。
理由はあの事故への謝罪。

「「迷惑かけてすみませんでした。烏間先生。」」磯貝&メグ

烏間「これも仕事だ。気にしなくて良い。
君たちはどうだ、今回の事は暗殺にも勉強にも大きなロスになったと思うが、そこからなにか学べたか？」

渚「…強くなるのは自分のためだと思ってました。
殺す力を身に付けるのは名誉とお金のため。学力を身に付けるのは成績のため。
でも身に付けたその力は他人のためにも使えるんだって思い出しました。
殺す力を身につければ地球が救える。
学力を身につければ…誰かを助けられる」

と言って私達の方を見る渚。
…とぼけておいたけど。
…そっちの方がカッコよくね！？
っていう心は読まないでね？

岡島「もう下手な使い方しないっす。多分。」

前原「気を付けるよ、いろいろ。」

烏間「考えはよくわかった。だが、
今の君等では高度訓練は再開できんな。」

という言葉に全員驚いた。もちろん私も含めて。

そういって出してきたのは股が破けたボロボロのジャージ。
あれは岡島のものらしい。

烏間「ハードになる訓練と暗殺に…もはや学校のジャージの強度では耐えられん。
第一君らの安全を守れない。」

廊下に出ると段ボールを持った防衛省の人が2人。

烏間「防衛省(国)からのプレゼントだ。今日を境に君達は…心も体もまたひとつ強くなる。先に言っておくぞ。これより強い体操着は地球上に存在しない。」