【HQ】月に１度しか会えないアイツは、田中の妹だった【黒尾鉄朗】

13話「しばしの別れ」 ページ15

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猫又「繋心、世話になったな」

烏養「こちらこそ、わざわざありがとうございました」



最終日の練習が終わり、私達は音駒高校のお見送りに来ていた



菅原「なんかあっという間だったなー」

東峰「えぇっ！俺はもう疲れたよ…」

西谷「旭さん！シャキッとしてください！」

東峰「うぅ……西谷も元気だなぁ…」




田中「ｷﾞﾗｷﾞﾗ( º言º)」

貴方「龍兄ぃ最後くらいそーゆーのやめよー？泣」



徹底してるなぁ…(T_T)





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「整列！」


『ありがとうございましたッ』




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最後の挨拶も終わり、音駒の人達はぞろぞろとバスに乗っていく



犬岡「日向ぁ！またな〜！」

日向「おー！今度は負けないからなー！！」



黒尾「ツッキー、次までにもっとブロック飛べるよーにしとけよ〜(ﾆﾔﾆﾔ」

月島「…黒尾さんうるさい」

研磨「クロ、早くして」





各々が別れを惜しんでいる中

私は、月島くんと研磨さん、黒尾さんが話しているのを、清水先輩と仁花と一緒に少し遠目から眺めている



貴方「月島くんがいじられてるの、初めて見るかも…」

谷地「ね！すっごいレア！」


よく目に焼き付けておこう…⊙⊙






貴方「…！」




ふと黒尾さんと目が合った





黒尾「…(ﾆｯ」




黒尾「………」





貴方「……！！」






黒尾さんは手をひらひらと軽く振り、バスに乗り込んでしまった




貴方「………//」





谷地「…？A顔赤いよ？？」

貴方「え？！//」

清水「……なんかあったの？」

貴方「い、いやなにも！//」




貴方「…///」





『ま た ね』




声は聞こえなかったけど

黒尾さんの口がそう動いたように見えた





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〜黒尾side〜




研磨「…クロ。あのAって子の事、好きなの？」

黒尾「おぉ。お前の観察力はさすがだなぁ」

研磨「…あんなの、誰だって見てればわかるよ」

黒尾「そうか？…んー、でもまぁ、強いて言うなら…"もっと話してみたい"かな？」

研磨「話す…？」

黒尾「ちょっと気になるんだよなぁ。なんとなーくさ、もっとあの子の事知りたい、みたいな？」

研磨「ふーん……キモチワルイ」

黒尾「聞こえてんぞケンメァ…(ㅍ_ㅍ)」






"田中 A"



次会うときが楽しみだな

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