入社祝い ページ6
「ほら、ショッピ君前行ってや」
「は、はい」
パパパン!
「うぇっ!?」
「「ショッピ君、入社おめでとう!」」
「ショッピ君驚きすぎやwwww」
「え、えっ???」
「ほら、早くショッピ君に肉焼いてあげな。そっちは飲み物注いであげて。あとお皿とお箸、ちゃんと用意してあげるんだぞ」
「ショッピ君が主役やで!ここに座りや!」
「???」
状況が把握しきれない。自分の前には美味しそうな焼肉がぽんぽん置かれるばかり。しかも中々の高級品のお肉が焼かれようとしている。
「言ったやろ?こいつら芯はめちゃくちゃ優しいやつやねん。遠慮せずに甘えた方がええで!」
「えっと・・・これはいわゆる入社祝いですか?」
「せやで!いくらでも食べや!」
「こういうのはみなさんも・・・」
「そんな気ぃ使わんくてええねん。久しぶりの新入社員やから皆張り切っとるだけやで」
「えぇぇ・・・」
「冷めへんうちに食べるんやで!」
とても美味しく、色々と気を使ってくれたので普通に食べることは出来たが、まだこの人達が怖い。名刺まで貰ってしまい、こっちが疑心暗鬼してるのが申し訳ない気がする。
「せや、ショッピ君。一時間くらい空いとるか?」
「はい、大丈夫です」
「二人でメシ行こな」
「はい」
俺が満足したところで流れ解散になったらしい。余ったお肉は他の人が食べてくれた。
続く
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作者名:コロッケさん | 作成日時:2020年3月31日 11時