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「なんだよ」

「僕、Aさんのこと好きなんです」

こっちかよ。お前みたいなやつがAに似合うわけねぇだろ。自惚れんのも大概にしろよ。
顔も知らねぇ奴にストーカーされたり好かれたり強 姦されかけたり結構な事がAには昔からあった。私よりも突飛つして綺麗で顔が本当にいい。だからその分被害が多かった。陰キャのネクタイを引っ張って余計なことしたらまじぶっ殺すよ?って言った。陰キャはビビった顔してこの写真を加工してやるって。

「侑里の写真使うんなら今ここで殺すぞ」

「貴方もA君のこと好きなら分かりますよね?」

「わかんねぇよ。きもっちわりぃな」

「A君は僕なんか見てくれないんです」

聞いてもいない話を話し出す。携帯を取り出して一応の録音と時間潰し。泣きそうな声でA君、A君ってうっせぇの。

「だから。僕を見てくれるようにするんです」

「あっそ。残念だけど俺とA付き合ってんだわ。余計なことしたら本気で殺すから」

嘘だけど。悔しそうに。恨めしそうに。私を睨み付ける。それほどまでに好きならなんで嫌われるような行動をとるのか理解出来ない。もし、考えてる事を行動に移せばAはきっとお前を毛嫌いするし視界にすらも入れたくないと思うだろうな。
まぁ、こいつがどうなろうが私にはどうでもいい。悔しそうな泣き声を遮断してイヤホンを付ける。

「めんどくせぇー」

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作者名:田中 | 作成日時:2020年5月24日 1時

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