その41 ページ8
若「なぁ、篠田」
授業も終わり、帰る準備をしていると、若武に話しかけられた
『何?』
若「お前、KZに入らないか!」
.....は?
『ちょっと何言ってるのか分かんないんで、お断りします』
分かってます。探偵チームですよね
そう思っていると、後ろから上杉くんの声がした
上「おいバカ武。説明も無く言われても断られるだけに決まってんだろ」
すると若武は...
若「何だと!?やるのか!」
あーあ...始まった
この二人、今まで良く一緒に居られたなって思っちゃう
ま、これでもお互いのこと分かってるから何だよね
素晴らしい友情だぁ
...今日はメンバー加入の話をしている場合じゃ無いよね
『えっと、今日は急いでるのでごめんなさい。また今度話して下さい』
そう言って、特別クラスを後にした
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玄関を出ると、天月くんが待っていてくれた
『お待たせ』
天「ん、お帰り。じゃ、帰ろっか」
そう言って二人で歩き出した
天「あのさ...」
『ん?何?』
声がいつもより暗いって言うか....
天月くんを見たけど、下を向いていて、どんな表情をしているのか分からなかった
天「...もし...もしもだよ?僕がこの活動を止めるって言ったら....どうする?」
『...え?』
まさか天月くん...歌い手止めるつもり?
あ、いやいや。もしもって言ったから大丈夫なはず!
『そうだなぁ...』
天「.....っ」
『まずは理由を聞いて...って、別に聞いてもどうにもしないんだけど。天月くんの人生だから、天月くんがそうと決めたら私は応援するだけだよね...』
これは本音混じりの嘘だ
大泣きするだろう。一回は本気で止めるだろう
でも、そんなこと言ったらリスナーさんと同じだ
今の私は、同じ活動をする仲間で、友達
立場が違ってくるのだ
天「...そっか」
天月くんの透き通った声が響いた
その声はなんだか悲しそうな声だった
『...あ、でもその後も仲良くしてね!』
天「...え!だからもしもの話だよ!?辞めないから!」
『www分かってるって!』
天「も〜!茉莉〜!」
なんて話しながら帰った
天月くんと居ると楽しい!
...てか今、私のこと本名で呼びました?
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願叶(プロフ) - 吹雪姫さん» コメントありがとうございます。高評価まで...!ホントにありがとうです! (2019年7月27日 22時) (レス) id: a59083d6d5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - こんにちは!吹雪姫です♪面白いですし、気に入りました!高評価します! (2019年7月27日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:願叶 | 作成日時:2019年7月19日 22時