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｢え、あ、え、ジョングク君｣
めちゃくちゃどもってしまった。
いつも優しい笑みを讃えてる筈のジョングク君は絶対零度の眼差しで私を見下ろしている。
｢いやあの、別に見たくて見た訳じゃなくて、この猫がさ、この窓ガリガリやっててさ、それでさほら…｣
JK｢猫？…あぁ、こいつか。｣
よっと、とジョングク君は靴を手に持って窓をひらりと飛び越えて外に出る。
上履きを履いていないジョングク君はどうも外から化学準備室に入ったらしかった。
外に出たジョングク君は猫を抱きあげようとするがひらりと交わされる。
その代わりに、すぐそこの壁にあったほうきに猫パンチをしてカタン、と倒した。
JK｢あ〜ね、朝掃除を途中でサボったから呼びに来たの？いい子いい子。でも、余計なもの連れてきたからちょっぴりだけ悪い子｣
ジョングク君は猫を抱きあげ慣れた手つきで撫で始める。
私を余計なもの呼ばわりした事に少し驚いた。
だって、今まで誰も私をそんな風に呼んだ事はなかったのだ。
容姿が良いからか性格をあまり表に出さないからか、誰もが崇拝するような口ぶりで話すから、この扱いは少し新鮮だった。
｢…出来てるの？ミンジャン先生と｣
JK｢別に？１回無理矢理やったら、それからは全部先生からオサソイされるってだけ｣
うわ、他にも可愛い子いるのに、なんたってミンジャン先生を。
そんな私の心の中を読んだのか否か、ジョングク君は眉をひそめた。
JK｢若くて可愛けりゃいいって思想、俺嫌いなんだよね｣
｢…ごめん｣
JK｢謝んなよ、謝るって事は考えをコロコロ変えるのと同じだろ｣
｢でもさ、大丈夫なわけ、ほら、モラル的に｣
JK｢モラル、ねぇ…｣
ジョングク君は猫を撫でて突っ立ったまま考える素振りをする。
私は馬鹿、と自分を心の中で殴った。
なにがモラルだよ、何にも知らない癖して。
モラル的に大丈夫じゃないのは自分の方なんだよなぁ。
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ミユ(プロフ) - 更新楽しみです。 展開がおもしろいので頑張ってください。 (2019年3月20日 16時) (
レス) id: f902fe2651 (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - ミウさん» コメントありがとうございます。ヤバイ展開が好きなのでヤバイって思ってもらえるの嬉しいです笑 更新頑張らせていただきます。 (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - サランさん» ありがとうございます。書きたい展開がまだまだ先で書いてる本人が焦れったいです。笑 更新頑張ります！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 更新楽しみにしてます！ (2019年3月6日 15時) (レス) id: 330b125b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるちょん
| 作成日時：2019年2月21日 22時
