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本で何度も読んだとは言え、
初めて見た駅までの通り方や乗り方を教わりつつも
蒸気を上げる迫力のある汽車には ワクワクが止まらない。
初めて実物に視線を奪われていると、
教授 が振り返り此方を見ている事に気が付く。
A『あ、すみません…。』
急いで駆け寄り、人通りの多いこの場で逸れない様にと
袖を掴むと払われてしまった。
A『教授…?』
教授『そんなに人も多くないだろう。』
歩きにくかったか… 何て思いながらも
少しばかり寂しく思いつつ 払われた手を放っておいて
また 教授 の後ろを歩いて行くと
特別車両とコンパートメント車両があるらしく、
今日はコンパートメント車両に入って座った。
A『そう言えば、教材等は何方に…?』
教授の傍には手荷物一つ無い。
懐にしまう様でもない教材量を考えると疑問に思う。
教授『既に預けてあるが、何か不備でもあるのかね。』
片眉を上げながらもコンパートメントの窓全てに
ロールスクリーンを杖一振で下ろす 教授。
A『いえ、自分の必要教材料な上、
決して軽いものではないのに…
教授 が一緒に居らしてくれてとても助かりました。
ありがとうございます。』
会釈だがお礼を述べると、
それを 教授 とは窓越しに目が合ったと思ったら
腕を組み椅子に座った。
教授『ﾌﾝ、お礼なら ダンブルドア校長 に述べるのだな。
令が無ければ 貴様如きに忙しい吾輩が
態々赴く様な事をして手を患う必要が無いのだからな。
精々そのちっぽけな頭で精一杯勉学に励むが良かろうなぁ。』
A『はい、そのつもりで励みます。』
教授『…と言っても… 貴様には吾輩の教え、
薬草学等の様な崇高な技術や知識を
今朝の如く大騒ぎを起こす様な大馬鹿者には…
頭脳が理解し得ないだろうがな。』
その真っ黒な足を組み、
それと共に並べられた言葉に少々疑問が浮かんだ。
A『理解し実践や応用ができる様 分かりやすく説明し、
崇高な技術や知識を自分にも分かる様にご教授してくださり、
それを発展や発見を見いだし 後世や来世にまで伝えられる様
脳に叩き込める程に 教授 が自らにお教え頂けたりでもしたら、
きっともっとお役に立てるのですが…
それ程までには育てない程 薬草学とは奥が深く味があると…。
この大馬鹿者には難しいのなら
やり甲斐というものを感じますね…。』
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黒月夜天(プロフ) - 星空宇宙さん» ハリー・ポッター昔から好きで、前の垢ではよく書いてたんだ。良かったら気まぐれに更新するからまた読んでみてね。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 此方での活動も応援してるからね！ (2020年11月7日 11時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月夜天。 | 作者ホームページ：http://kokolonohonnne
作成日時：2020年11月7日 10時
