私のメンタルは豆腐以上だ！

3 生徒になりました ページ4

学園長「お主、どこから出てきたんじゃ？」



「あっ、いやその、こ、これは……」



学園長「んー…もしや『転生者』ってやつだな」



「なんでそれを……」



学園長「それはじゃな、お前さんのような珍しい格好をしてここに来る奴は皆『転生者』と名乗るのじゃ」



「そうですか｣



私以外に転生者が来たことがあったんだ。



学園長「転生者もみんなワシの部屋の押し入れから出てくるんじゃよ」



何それ、転生者のお決まりみたい。

それにしても転生したとはいえ、帰る場所がない。



学園長「お主、もしかしてではないが、帰る場所はないじゃないか？」



「そ、そうですけど…」



学園長「なら、ここで住まわんか？」



「え、いいんですか？」



学園長「いいじゃが、条件がある。忍たま学園の雑用係としていくか生徒としていくか。お主が決めるんだ」



この二つの選択肢しかないのか……。

そーいや、転生前の時に｢忍者のような動きが出来る｣みたいな事を書いたな…。

なら、選択肢はひとつ！



「生徒としてこの学園に住まわしてください！」



学園長「よし、では、お主を四年生として編入させよう」



「あ、ありがとうございます！」



学園長「じゃが、生憎くノ一の方の部屋が空いてなくてのう…。しかも、くノ一の生徒数が達していて忍たまの方しか空いとらんじゃ」



「え……」



学園長「だから、忍たま側の部屋ではないと……」



本当は嫌って言いたいが、住まわせてるんだ。文句は言えない。



「分かりました。男装して忍たま側の生徒になります。本当にありがとうございます！」



学園長「おぉ、そう言ってくれるとありがたい。そーいや、お主名前は？」



「前桵 Aです」



学園長「Aか…良い名だな。
ワシは大川平次渦正じゃ。学園についてまずは……」

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