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ついに五、六年生に囲まれ、本当に逃げきれなくなった。
五、六年生「A!」
文次郎「さぁ、こっちへ来い!早くっ!」
久々知「A!こっちこっち!怖くないよ〜」
顔をでっかくし、低い声で怒鳴るように言ってくる。
「どっちも怖い〜!うぅ…誰か助けてぇ…っ…」
五、六年生の圧力の怖さに負け、泣く。
五、六年生「…えっ」
皆、私が泣いた事に戸惑う。
土井「上級生に囲まれたらそりゃあ無理もない…」
土井先生も呆れてないで助けてよぉぉぉぉ。
「…ヒック……もう、無理…誰か助けて…」
乱きりしん「A先輩!」
「……えっ?」
横を振り向くと一本の縄が吊るされていて、上を見上げると、空に出来た穴から乱きりしんが覗き込んでいた。
乱太郎「縄に捕まってください!」
しんベヱ「早く早く!」
「乱太郎、きり丸、しんベヱ……」
縄を掴み、上へ上へと登ってきた。
穴からは一年は組の子達の声が聞こえる。
五年生と六年生が急いで縄を登るが、重さで縄が切れ、追えなくなってしまった。
「一年は組のみんな本当にありがとう!そして、乱太郎、きり丸、しんベヱ。三人を守るという約束を果たせなくてごめんね」
きり丸「別に、気にしてないし!それに、A先輩も俺達のこと庇って先輩の足止めしてくれたし!そのお返しだし!」
乱太郎「きりちゃん、素直じゃないんだから」
「本当にありがとう。きり丸、お礼だよ。小銭あげる」
きり丸「っは!有難うございます!」
そして、夕方の鐘が鳴った。
この対決は私が逃げ切ったため、同点となった。
この後、何事も無いまま一日が終わった。
今日一日中逃げ回ってたから早く寝れそうだ。
もう寝よう。おやすみ。
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風鈴(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 投稿にコメントの返信について書いてありますのでそちらを見てください。 (2023年4月2日 10時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» 投稿にコメントの返信について書いてありますのでそちらを見てください。 (2023年4月2日 10時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - こおりさん» 投稿にコメントの返信について書いてありますのでそちらを見てください。 (2023年4月2日 10時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
酸化物質(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 後、トッリプって何ですか?笑文句言う以前にちゃんと語彙を確認してください笑 (2023年3月30日 19時) (レス) id: 360c6f6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
酸化物質(プロフ) - 皆さん、これトリップとか言ってますが、普通にこれは転生です。というかこの主人公死んでますよ。ちゃんとお話読んでます?笑ちゃんと見てから言ってください。 (2023年3月30日 19時) (レス) id: 360c6f6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風鈴 | 作成日時:2021年8月15日 21時