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・ また ページ9

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・知念side





『って事があったんだよ。』





そうなんだ。とも何も上手く言えなくてその場が静まり返ってしまいAは困ったように笑いビールを飲んだ。




その静寂を破ったのは他の誰でもない涼介だった。




山田「……で?」


『え?』





涼介の冷たい声が個室に響いてAの戸惑った声も響く。





山田「まさかまだ玉森くんのこと好きとか言わないよね?」


『そんなわけないじゃん!何急に』





何よってクスクス笑うAに嘘偽りはなさそうに見える。





山田「いや今共演してんじゃん。好きが再発したとか言って熱愛とか出されたら困るわけよ。」


『……分かってるよ』





涼介のキツい言葉にAは頬を引き攣らせて苦笑して下を向く。





山田「ただでさえ今記者とかやばいんだから狙われやすいの。

Aが女ってだけで狙われるんだから気を付けろよ?」


『わ、かってる』





ムッと眉間に皺を寄せて肯定したAに追い打ちをかけるかのように涼介が捲し上げるから流石に焦った。





山田「今こんな大事な時期で熱愛とか言ってJUMPの印象落ちたらまじ許さないから。

……ま、Aなら慶応行ってたし頭いいからわかると思うからそういうことはしないって知ってるけどね。

それにこの前のラジオでも言ってたもんな。

だから…一応、忠告的な?(笑)」





Aの表情がかっちりとかたくなったの気が付いて慌てて涼介を止める。





知念「ちょっと涼介、今のは言い過ぎだよ」


山田「別に。ちょっと言っただけじゃん。Aも馬鹿じゃないんだからわかるっしょ。それに芸能人としての自覚とか色々足りないんじゃん?って思ったから言っただけ。」


知念「でも今のは言い過ぎだよ。」


山田「あーもう、どうせそんなん鵜呑みにするような奴じゃねぇじゃん。」


知念「涼介!」


山田「トイレ行ってくる」





頭をガシガシして出て行ってしまった涼介の後ろ姿をAは寂しそうに見つめる。



重すぎる空気に耐えられなくなった僕は、





知念「はぁ……A、気にしなくていいからね?」


『大丈夫だよ。涼介が言ってる事は正論だし間違ってないから。

それに、ちゃんと理解してるから。』


知念「A…」





その場の雰囲気を変えようとしても、何も出来なかった。




ケラケラと笑い飛ばしたAの方が何十倍も大人だってことに今更気付かされた。






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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太 , ジャニーズ紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています!これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください!! (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2018年3月17日 17時

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