・ 告 白 ページ43
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・片寄side
好きだよ。
Aが好きだ。溢れる気持ちが抑えられなくって言ってしまった。
ラジオ収録の後お気に入りの店にAを連れてきた。
『……うん、私も涼太が好きだよ。』
予想していた言葉と違う言葉に素直に、嬉しくなった。
『友達として、大好きだよ。』
だけど、たった一瞬で上がった気持ちが一気に落ちて目の前が真っ暗になった気がした。
『涼太もそうでしょう？』
片寄｢違う、俺はれん『そうでしょう？！』え、｣
『うん。友達としてだよね。』
片寄｢だから違うって、｣
『……それ以上言ったら、いくら涼太でも許さないよ。』
Aの目がキツくなった。
『友達として好き。それで、いいでしょう。』
片寄｢……何で、え、……もしかして、好きな人でも、いるの？｣
うん。なんて言われたらきっと折れてしまいそうな心を必死に保って震える声を抑えて聞く。
『そうだよ。好きな人がいるよ。付き合ってるの。
だから、私は涼太の事を友達として好きなの。』
は、まじか。と空笑いが口から出た。
片寄｢そっか。うん。なんかごめん。俺もAの事、“友達として”好きだよ。｣
うん。ありがとう。って笑うAに疑問が浮かぶ。
片寄｢……その彼氏さんってさ、Aが俺と飯食べに来てるって知ってるの？｣
一瞬、ほんの一瞬だけ目を泳がせたと思えばちゃんと俺の目を見て
『うん。知ってるよ。毎回きちんと伝えてる。』
片寄｢そうなんだ。よかった｣
何がよかったんだよ。と自分に突っ込みたいけど、そんな余裕すらなくて、気付けばもうお開きにしよう。とAが言っていた。
片寄｢……そう、だね。｣
Aの事をタクシーに乗せて、見送れば自然と流れてくる涙。
片寄｢……だっさ、｣
好きな子に振られて泣いてるなんてダサすぎる。何やってんだ俺。
片寄｢くっ、そ｣
半分、自暴自棄になっていた。
自分もタクシーを拾って家に帰った。
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています！これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (
レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年3月17日 17時
