貴方達と、出逢えた奇跡 １０ ──

・ マリウスの誕生日 ページ38

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・勝利side




今からセクゾに会いに行くね！とAからLINEが入ったのは30秒くらい前。




AからのLINEはすぐに見てしまうのは俺がシスコンなのか。……多分、そう。





『ハローハローハッピバースデー』





Sexy Summerに雪が降るのメロディーに載せて入ってきたのは紛れもない俺の妹であって家族。





『マーリーウースー』


マリウス｢わーーい！Aちゃ〜ん！｣


健人｢姫！！！！！！｣


『マリウスうううううううう会いたかったよでかくなったなお前……』


健人｢俺も大きくなったよ！｣


『』





やばいって。マリウスの誕生日なのに健人くんしゃしゃるから来年から健人くんの誕生日無くなるよ？(物理的に)





健人｢やばい、姫の目線が俺に来てる。幸せ。｣


『ふーまーたーんー』


菊池｢なーあーにー｣





近くにいるのに山の向こうの人と会話するのなんなんですか？え？





『この気持ち悪いやつ逮捕して』


菊池｢了解、菊池警察官、変態野郎を確保します｣


『ありがとうございます。現場からは以上です。』





いや、どんなキャラだよ。仲いいな二人。





健人｢ひめええええええぇぇぇ……｣





菊池警官に連れて行かれた健人くんに手を振る。





『ってことでマリウスお誕生日おメンディー』


マリウス｢あ、あり、がとう…｣





このコントにマリウス付いていけなくて困惑してるじゃん。




見てみなよ、聡なんてまだ一言も喋ってないし。喋れないくらいに笑ってるし。





『ってことでさよならバイビー勝利ラブユゥーベイビー』





最後に俺に向かって指差しとウィンクしてきたのはスルーしていいやつ？




あ、現場からは以上です。お疲れ様でした。





健人｢姫えええええええええぇぇぇぇ｣


マリウス｢わ、Aちゃんからタンブラー貰った！可愛い〜｣


菊池｢お前は女子か｣


松島｢あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ｣






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