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片野｢七海、……俺のモノになれよ｣
『しゅ、……んぅ、んっ、…ｯ､ふ、ぅ…』
上のワイシャツをボタンを一つ一つ外していく。
そして背中のホックを外した瞬間にカットがかかる。
と、同時に裕くんは私の横に思いっきり倒れ込んだ。
玉森｢あっ、……ぶねぇ｣
止まんない所だったよ。と小声で、私だけに聞こえるように言った。
私も胸が異常なくらいに高鳴っている。
苦しい、苦しすぎる。
だってもう、あの頃を思い出してしまったんだ。あの頃……付き合っていた頃の裕くんとのキスにそっくりだった。
いや、そっくりだったというよりも、そのままだったんだ。
いつも情熱的……というくらいに激しいキスをしてくれた裕くんとのキスだった。
それを、思い出してしまい、苦しくなった。
『……ｯ､』
やばい、涙が出そうだ。そう思った私は慌ててその場から起き上がろうとした。
玉森｢馬鹿、｣
体を半分起こした時、首に思いっきり巻きついた裕くんの腕。
玉森｢ブラジャー外れてるんだから、(笑)｣
自分の胸に押し付けてきた。
上半身裸だから裕くんの鍛えられた胸板に思いっきり押し付けられる形になった。
背中に腕が回されてホックをつけられる。
玉森｢ねぇ、Aめっちゃドキドキ言ってるよ｣
だって、だってこれって
玉森｢懐かしい、ね｣
そうだよ。そうなんだよ。
前も……って言うか、事後は必ず裕くんがシャワーに連れて行って、こうやって下着を付けてくれたり服を整えてくれたりした。
『裕……く、』
思わず涙が零れてしまった。
この涙の名前って────────
玉森｢ごめん、泣かないで。
……2人でいつまでもくっ付いてたら変に思われるから。…行くね、｣
私の涙をさっと拭ってベッドから抜けていった裕くん。
玉森｢あぁ、A眠いらしくって(笑)
次のシーンに来たら俺が起こすのでそっとしておいてやってください。
最近忙しいらしいから特にね(笑)｣
遠くで聞こえた裕くんの優しい声。
『ごめん、裕くん……』
私はそっと、目を瞑った。
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています！これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (
レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年3月17日 17時
