・ 分からない ページ24
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いきなりの事でびっくりした。
いきなりキスをしてきて、泣きそうな顔で出ていってしまった。
呆然としていたけれどハッとして慌てて涼介を追いかけるために私も楽屋を飛び出した。
『涼介！……ねぇ、どうしたの？』
返事はなくて無視されたと思ったら涼介の歩く足は止まった。それに合わせて私の足も止まった。
『涼介──』
もう一度呼んだ瞬間だった。
くるりと後ろを振り返ったと思ったら涼介の左手が私の右腕に伸びてグッと掴んだ。
『っ、いたｯ』
何？！と驚き涼介を見れば顔を歪ませていて、それを隠すように私を半転させ、後ろに押した。
そのせいで私の足はふらついて90度回転して壁に背中を打ち付けた。
山田｢なｯ､んで…俺じゃ、ダメなんだよ｣
私を壁に追い込んで私の顔の横の壁に拳をぶつけた涼介。
ドンッという壁を殴る音が耳元で聞こえて怖くなった。
涼介の左手は私の右腕を掴んだまま。力が強くて痛い。
下を向いてるから私からは涼介の頭しか見えない。
山田｢なん、なんだよｯ､！！！！｣
もう一度、涼介は壁を叩いた。
『ｯ､……りょ、』
涼介、と彼の肩に手を置こうと空っぽの左手を少し上に上げたらポツポツと何かが降ってきた。
『……え、』
泣いていたんだ。涼介が、泣いていた。
山田｢俺じゃダメなのかよ、……どうして片寄さ｣
そこまで言って涼介は私から離れた。
『りょ』
山田｢辞めてくれよ、｣
背を向けた涼介に声をかけようとすればそう言われて涼介に向けた手が中途半端に宙で浮いてしまう。
山田｢頼む、……しばらく話しかけないでくれ｣
切羽詰まったような、今までそんな言葉遣いしたこと無かったのに命令口調で言って去ってしまった。
どうすればいいのか分からなくって、背中を壁に押し付けてそのまま座り込んでしまった。
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています！これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (
レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年3月17日 17時
