story2006*北山先輩 ページ7
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有岡「ゼッキー先輩…彼氏と別れたそうです…」
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約束通り。
有岡に昼ご飯を奢ってやる優しいオレw
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会社から少し離れた所に最近オープンしたこだわりのカレー屋さん。
美味いって聞いて。
行ってみたいと思いつつ…
1人で行くのも微妙でw
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誰かを誘っていこうと思ってたからいい口実ができたw
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噂通りこだわり食材が使ってあって
野菜たっぷりのオリジナルカレーはむちゃくちゃ美味しかった。
「野菜がゴロゴロだー♪」って喜ぶ有岡は
シーフードカレーをチョイスして。
満足そうに頬張っていた。
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で。
有岡の仕入れた情報によると。
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有岡「ゼッキー先輩。1ヶ月間研修いってたじゃないですか」
北山「あー。」
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有岡「…その間。彼氏さんと逢えなかったみたいで」
北山「ぉー…」
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有岡「こっちに帰ってきて。連絡取ろうとしてたみたいなんですけど電話繋がらなくて…」
北山「…。」
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有岡「最近会った時に別れようって言われたみたいです」
北山「…へぇ」
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有岡「しかも彼氏さん他にも女の子がいるそうです」
北山「はっw」
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有岡「それを昨日…人づてに聞いたそうですよ。」
北山「…それであんなに凹んでたのか」
有岡「ゼッキー先輩…大丈夫かなぁ…」
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……。
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ソイツの名前を聞き…有岡には言えないけど。
尾関の言ってるその男…
実は別の部署にいるオレの同期だったりするw
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有名大学出で
エリートコース。
イケメンで金持ち。
女の子にはとことん優しいヤツだ。
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女遊びが激しいのは同期の中では有名で。
本命彼女がずっといるのもみんな知ってる。
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そんなヤツにうちの部署の尾関が
まんまと遊ばれていたとは知らなかったケドw
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有岡「ゼッキー先輩の事弄ぶなんでヒドイ。」
北山「仕方ないだろ。アイツが好きになったんだから」
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有岡「でも!!研修すごく頑張ってたのにっ」
北山「知るかよ、そんなこと」
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有岡「知るかよって…。離れている時こそお互いに励ましたり…」
北山「あのなぁ。みんながみんな。
お前みたいな恋愛出来ねーんだよw」
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ほんとにおめでたい奴だな、有岡は。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時