story2010*北山先輩 ページ11
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しばらくして「で。どこに向かってます??」と
また有岡が聞いてきた
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北山「わかんねw」
有岡「えっ…??」
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北山「特になんもないw」
有岡「えぇー…」
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北山「近場のディーラーにでも視察に行くかw」
有岡「また騙されたー!!」
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シートにもたれて項垂れる有岡。
そんなにオレといるのが嫌なのかw
…せっかく気を利かせて連れ出してやったのに。
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北山「このまま飯でも行くかー。
どっかいいとこ知らない??」
有岡「…。」
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北山「あ。お前の行きつけのあそこでいいじゃん」
有岡「…Masquerade。ですか?」
北山「そーそー。予約しろよ」
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有岡「じゃ。コンポート…買ってください」
北山「やだ」
有岡「だったら聞いてあげませんっ」
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北山「お前オレの言うこと聞けねーの??」
有岡「あー。それってパワハ…」
北山「わかったわかった。」
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有岡は小さく「やった♪」ってガッツポーズをし。
店に直ぐ連絡をとった。
「いつでも大丈夫だそうです♪」なんて
嬉しそうな顔して。
「でもその前にコンポート!!」ってすぐ口をとがらすw
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そのまま車はケーキ屋に到着し
桃のコンポートを買わされた。
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有岡「あと…イチゴのショートケーキ…2つ♪」
店員「かしこまりました」
有岡「箱はコンポートと別でお願いします。」
北山「なんで。」
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……無視w
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北山「ショートケーキも食うの?」
有岡「イチゴのショートケーキは涼介の分…//」
北山「は?」
有岡「…イチゴ好きだから…//」
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前から思ってたけど…
あのイケメンマスターと有岡はどこまでの関係なんだ?
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ただならない雰囲気はいつも感じていたけど
お前婚約したんじゃねーの?
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そう思ったオレは。
「あのマスター…尾関に紹介してやったら?」って有岡に提案してみた
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「ぅーん…」と少し悩んだ有岡。
失恋には新しい恋が1番効果的だと思ったオレ。
あのマスターなら尾関もきっと好きになる。…絶対好きになるw
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北山「新しい恋。提供してやれ」
有岡「あ。そーゆー事かー。」
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あはは♪っと笑ったあと。
「でも恋愛には発展しないと思います。」と
きっぱりいいきった。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時