小悪魔☆ハニーvol.38《T.MASUDA》 (ページ8)

今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:101,513 hit

story1808＊JUN.M ページ8

松本潤side…

松本「ｵﾚは反対だ」

A｢でも貴久は父親だよ?!」

．

松本｢父親だろうがそんなことはどうでもいい」

A｢どうでもいいって…」

.

松本｢今、お前に必要なのは経済力だろ。
増田に話してどうなる？話したらそれこそお前は重荷になるだけだ。」

.

なんでもいい。

増田に知られたくない。

Aの意見は間違ってない。

それなのにどうしても増田に伝えて欲しくなくてAが自信をなくすようなことばかり口にした。

.

お互い引かない性格。
言い合いはだんだんｴｽｶﾚ-ﾄしていった

.

常に冷静でｽﾏ-ﾄに。
そう思っていたのに…

感情の多寡が外れたｵﾚはつい大きな声を出してしまう

.

A「どうして言っちゃいけないの⁈」

松本「だから何度も言ってるだろ…」

.

A「もう貴久に嘘つくの辛いのっ‼」

松本「だったら会うなっ‼」

.

…。

松本「増田に会って辛いなら…増田に会うなっ‼」

A「そんな…」

松本「いいか？お前はｵﾚに買われたんだ。
それなりに見合った仕事はしてもらう。さっきも話しただろ」

.

A「じゃぁお金…」

松本「…だったら家に帰れ」

A「‼」

.

松本「子供は諦めます。ごめんなさいって頭下げてさっさと家に帰ればいい」

A「そんな…」

.

松本「お前が産みたいっていうから庇ってやっただけだ。勘違いするな」

A「…。」

.

松本「一度でも決めた約束が守れないような人間なんか助けてやる価値もねーよ。」

A「…。」

松本「さっさと家に帰って子供を堕ろす手続きでもしてこい。」

A「…。」

…はぁ

出勤前になんでこんな…

…。

Aは視線を落とし…
きゅっと唇をかんで寝室に走っていった

．

追いかけもせず、ｵﾚはﾀﾊﾞｺを手にし…火をつけた。

.

どうもここんとこ調子が変だ。

ｲﾗｲﾗしたり怒鳴ったり。
涙もろくなったり…胸が熱くなったり。

ｽﾏ-ﾄに冷静になれない自分がもどかしい。

ﾀﾊﾞｺ吸い終えたら仕事行こ…。

Aには…また夜謝ればいいか。

…。