story1805*JUN.M ページ5
松本潤side…
A「こんなにもらえないよっ…‼」
…言われると思った w
Aは手にした10万円にアタフタ...。
たかだか10万円で取り乱されても、こっちとしては困る w
.
松本「A。…お前うちの店に来る客が1日に最高どのくらい使ったか…知ってるか?」
A「…えと。1万…円くらい?」
バカ。
うちはそんな安い店じゃねーわ w
松本「…今までで一番お金を使ってくれたお客様はな。…1日に200万だ。」
A「に…200…‼」
.
松本「…そう。ものすごい金額だろ?」
A「…ウン」
松本「でもその客は支払う時、「楽しかった、また来るね」って言って帰ったんだ」
.
まぁ…その人はゲ-ノ-人で。
仕事でのストレスとか人間関係とか。色んなことを発散したくてうちに来てくれた
松本「世の中には色んな事情を抱えて生きてる人がたくさんいる」
A「うん…」
松本「でもどんな人でも、うちの店に来たら嫌なことを忘れて楽しんでいってもらいたい、ってオレは思ってる」
.
A「…あの…」
松本「Aが昨日…良かれと思って言った言葉も、その人にとっては嬉しくなかったのかもしれない」
A「…。」
.
シュン..としょげてるA。
.
松本「お前はまだバイト二回目なのにテ-ブルにつかせたのは悪かったと思う」
A「…。」
松本「でも、店に出たらお前だって、客から見ればプロの一員なんだよ」
.
バイトはクビにしたんだし
こんな話をしなくても良かったかもしれない
でも素直なだけじゃ生きていけないってことも知っておいて欲しくてオレは話を続けた。
.
松本「客は金を払い…オレたちはそれに見合った仕事をする。…それがプロだよ。」
A「プロ....」
松本「お金を受け取ったからには、責任を持たないといけない。…わかるか?」
.
Aは手にした10万円をじっと見つめていた。
松本「オレは10万円で、お前を買った。
それに見合うだけの仕事をしろ。」
A「…。」
松本「自分で考えて、自分で働け。」
.
不安げに揺れる瞳。
その不安を少しでも和らげたくて…
オレはAを抱きしめた。
.
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月30日 20時