story1829 ページ29
A｢貴久ぁ…」
情けない顔…。
泣きべそで、ﾋｯｸﾋｯｸしながら
｢貴久ぁ…」ってw
増田｢お前…髪乾かさないとw」
A｢ちゅー…」
．
増田｢…ﾀﾞﾒ-w」
A｢ぅ…ぅわぁ…ー…ん」
あーあーあー…
どうした、どうしたw
両手なんかｵﾚを掴むどころか
ﾌﾞﾗ-ﾝてしてて。
ﾍﾅﾍﾅと座り込むように力が抜けていくA。
ｽﾞﾙｽﾞﾙと座り込んで｢ぇー…ん」て。
…子供かw
.
さっきまで美人だな、と思ってたAとは全くの別人。
ただの駄々っ子。
．
仕方なくﾄﾞﾗｲﾔ-を持ってきて、そのままAの正面にあぐらをかいて、ｽｲｯﾁｵﾝ♪
.
ﾌﾞｫ-ﾝという風をAの顔に思いっきり当ててみたw
｢ぅわっ…!!」って目を閉じたAの頭をﾜｼｬﾜｼｬ。
根元からしっかり乾かしてあげてんのに
時々目が合うと拗ねたように口を尖らせてた。
あれ。
ｵﾚって…出張帰りだよな？
なんでｵﾚがAの為に??
仕上げにﾄﾘ-ﾄﾒﾝﾄｵｲﾙをつけて…終了。
増田｢A…出来たよ」
A｢ｱﾘｶﾞﾄ..///」
頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝして。
そのあとｵﾃﾞｺにﾁｭｯ♪ってｷｽした。
A｢……///」
増田｢…ん？どーした？」
ｷｽされたｵﾃﾞｺを手で抑えてﾎﾟ-...っとした顔でｵﾚを見つめるA。
．
ここで聞くべきか？
それともAが話すまで待つか…？
どうしよう…
しばらく見つめ合ったままで。
気がつけば…
ｵﾚはAを抱き寄せ
何度も頬を撫でていた
増田｢…」
A｢…貴久…」
ｵﾚを見上げるA。
｢ｷｽ...したい」って甘えるAの唇に
優しく唇を重ねた
.
何度も…
何度も。
しつこいくらいに唇を重ねても
Aは｢もっと…」っておねだり。
増田｢…A、ｶﾗﾀﾞは？」
A｢…大丈夫。」
そう言えばA…入院してたんだっけ。
｢ごめんな…お前が入院してたのに会いに行ってやらなくて」って。
ｵﾚはもう1度唇を重ねた。
.
．
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年11月30日 20時
