story1819 ページ19
2人のお姉ちゃん…
片方はとても美人で、金色に近い髪をゆるく巻いてて
もう1人はアップにしてる。
…ゆるふわのポニ-テ-ル....なのかな。
横顔しか見えないけどとても可愛いコ。
髪色はAと一緒で…
でもここからじゃ確実にAだとは言えない
もう少し近くに行こうとしていると
その女の子はクスッっと笑いながら少しだけペロッって舌を出した
.
Aのクセ...。
嬉しかったり照れたり。
困った時にするクセ...。
.
急にドキドキしてきて気がつけばかなり近くまで寄っていた。
.
そしてオレは。
その女の子がAだ、と確信した。
.
…赤いキラキラと光るルビ-のピアス。
右の耳に2つ。
…。
やっぱりAだ。
ワンショルダ-のミニワンピ-スなんか着てなに考えてんの⁇
…似合ってるけど
似合ってるけど‼
オレの前でそんな格好したことねーじゃん⁇
そう思ったらだんだん腹立って来ちゃって…
どうやって声をかけようかと思っていた時に
Aは誰かに押されて
松本さんに支えられてる
.
その瞬間に
プツッ..っと何かが切れるような
そんな感覚になった
.
.
主任「お前、そーゆーとこあるぞ」
そーゆーとこ?
主任「言い出したくせに中途半端」
増田「…。」
.
主任「今回の仕事も。クライアントの仕事にまで首突っ込んで…」
小山「主任…」
.
主任「あっちもこっちもなんて…
お前そんなに器用じゃないだろーよ…」
部長「まぁ、確かに増田くんは真っ直ぐだからなぁ w」
.
主任「そのうち恋愛と仕事の両立もできなくなるんじゃねーの w」
小山「主任…‼」
.
言いたい放題。
でも相手は酔っ払い
ここでオレがキレたってどうにもならない
絡んで…言い合いになって
店に迷惑かけて。
なによりもAを1人にさせてる
グッ..っと手を握り我慢。
大丈夫…
オレの事ならなんとか我慢できる。
早くAの所へ…
.
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月30日 20時