story1816*JUN.M ページ16
松本潤side…
.
増田はまだ睨みつけたまま。
でもAは振り返らない
.
だったらまだなんとか誤魔化せる。
人違いで通そうとした。
.
松本「ここはキャバだぞ?あいつのくるような店じゃない」
増田「だろーな。だから腹立ってんだよ。
なんでここにいんのか…説明してくんない?」
.
松本「だから何度も…」
希「ごめんね、のんは…」
.
増田「…いい加減こっちみろ」
松本「増田…」
.
希「増田くん?」
増田「…Aだろ?」
…。
希「え?」
松本「…。」
.
ビクッ!!っと体を強張らせたA…
ゆっくりと近づく増田。
Aの肩を掴んでいたオレの手は
増田に振りほどかれ…
Aは強制的に振り向かされた。
.
増田「…何してる」
A「…。」
.
増田「…似合ってねーし…」
A「貴久…」
.
増田「…帰るぞ」
そう言って後ろを向く増田。
Aの手はしっかり繋がれていて
引っ張るように歩き出した。
.
松本「待て。」
A「‼」
.
.
松本「Aはオレに買われたんだ。勝手には行かせない」
増田「…は?」
松本「悪かったな、増田。
先にオレが買っちゃった w」
.
オレはAの左手を掴み…
増田はAの右手を掴む。
増田「いくら。」
松本「…100万」
.
増田「…バカじゃねぇの」
松本「…だから手を離せ」
.
増田はパッと手を離し…Aはオレの方に引っ張られた。
増田「お前も手を離せ。Aに決めさせる」
松本「…ハイハイ」
.
Aはオレと増田を交互に見て
オロオロ...。
そこで増田は「お前が決めろ」って冷たく言い放った
.
オレは「A、送って行くから帰るよ」って微笑んだ
.
それに対して増田は「おいで。」の一言。
…残念。今のAは甘えん坊。
ニコニコのオレと…睨む増田。
Aは。
「ゴメンナサイ...」と頭を下げ、オレの手を両手で握った
…よし。
そう思ったのに…
Aは両手でオレの手をほどき…
吸い込まれるように増田の胸に飛び込んでいった。
.
.
653人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月30日 20時