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廉side
廉「、、はぁ、」
部屋を出たのはいいけど行く場所なんてなくて
結局下の階の休憩所で気持ち抑えるしか無かった。
岸「廉、ほら飲め。俺がコーヒー奢るなんて珍しいぞ!?」
廉「、、なんでここおるの分かったん」
岸「んー、超能力!!なんつって?笑」
廉「あほや笑」
廉「俺の事説得しに来たんやろ」
岸「いや?俺そんな器用なことできねえし。自分の頭ん中整理するので精一杯。」
廉「、、、」
岸「でも今回はまじでびっくりしたよなあ。まさか紫耀に子供なんてな!?」
岸「心配なんだろ、紫耀のこと」
廉「別にそんなんやないよ。俺はただ中途半端が嫌いなだけ」
岸「うん、、まぁ確かに中途半端は良くねえな。でも紫耀のあの顔、見た?ジャニーさんに直談判しに行った時以来だよ、あんな真剣なの」
廉「、、せやな」
岸「たぶんあいつ、子供と仕事どっちか選べって言われたらまじで辞めると思うよ、キンプリ」
廉「紫耀に出来るわけないやろ、子育てなんて」
廉「キンプリの中でも一番忙しいのにプラス子育てとか、、そんなん体持つわけないやん。倒れるのなんて時間の問題やわ」
岸「今までの紫耀なら、確かにその通りだと思うよ」
廉「、、は?」
岸「何もあいつが全部1人でする必要はねえじゃん?そりゃソロできた仕事は紫耀にしか出来ねぇけどさ、子供の面倒見るのは俺たちにも出来るわけだし」
廉「せや、けど、、」
廉「これからの紫耀の人生考えてや、ほんまにAちゃん育ててええと思う?もう今まで通り紫耀の好きなようには生きてけへんで?」
廉「批判やってどんくらい来るかもわからんし仕事すらこんくなるかも知らん。紫耀の人生仕事とAちゃんに捧げて、、紫耀自身の幸せはどうなるん」
岸「紫耀にとっての幸せが、Aちゃんを育てることだったら?」
廉「え?」
岸「廉が居なくなったあとあいつ言ってたんだよ。この1ヶ月間、気付いたらAちゃんに会いに行くために仕事頑張ってたって。Aちゃんの顔見るだけで、全部疲れ吹っ飛ぶんだってさ」
廉「、、ほんまに、?」
岸「おう。あいつの幸せのためにもさ、認めてやらね?」
廉「、、、」
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作者名:janiiz | 作成日時:2022年8月7日 19時