フェチを持たない秘密警察犬 (ページ46)

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プレゼントひったくり恩返し事件・その後（鉄謙の場合）ページ46

プレゼントひったくり恩返し事件・その後(鉄謙の場合)

鬼塚鉄謙side

～♪～♪

家に帰って俺はすぐに貰った包みを開けた
中には小さなオルゴールが入っていた

そして今、オルゴールを眺めていた
綺麗な音さ……

美和さのプレゼントを奪われてどうしよもないときにあの人は助けてくれた

蹴り一発でひったくり犯を捕まえたのはびっくりしたさ
恐怖とういよりかっこいいと思ったさ

鉄「また……会いたいさ……」

俺は机に突っ伏して、助けてくれた因幡望さの事を思い出した

どうしてだろ…胸が…

美「鉄ちゃん？」

鉄「み、美和さ！！！
いつから…？！」

美「ずっと前からだよ
綺麗な音するから来たら鉄ちゃん何か聞いてるし…オルゴール？
小さくて可愛いね！買ったの？」

鉄「え、えっと……」

俺は今日あった事を美和さに話した
もちろんプレゼント買ったのとは内緒にしたさ！

美「じゃあ、その人警察なのかな？」

鉄「見た目は俺と同じくらいさ
年令は聞いちょらん」

美「ふーん…
ねぇ、鉄ちゃん、さっき“また会いたい”って言った？」

鉄「き、聞いてた？！」

美「うん！」

すると、美和さはニヤニヤし始めた

な、なにさ…

美「鉄ちゃん、その人の事考えるとどんな感じ？」

鉄「へ？
え、えーと…胸が熱いさ…
ドキドキして…笑った顔思い出すとさらに…」

美「じゃあ、鉄ちゃん、その人に恋したんだね！」

こい…鯉……恋？！

鉄「な、な、な！」

俺が望さに恋？！
そう思うとさらに内側から熱くなった

美「鉄ちゃんが恋かぁ…
お爺ちゃんに知らせてこよ！
おじいちゃーん！！」

鉄「み、美和さ！待つさ！」

俺は慌てて美和さの後を追った

俺が…望さに……
そう気づいたら胸の突っかかりが消えた

(ぶっしゅい！！)
(望、風邪か？)
(さぁ、今日一日中歩いてたからかな…)
(暖かいもん作ってやるよ)
(ありがとう、兄さん)

作「鉄謙のなまりわからねぇ！
下手くそでごめんなさい！」

圭「望さんに惚れるのって鉄謙さんなんだね」

作「おーよ！出したくて出したのだよ！←」