フェチを持たない秘密警察犬 (ページ5)

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偽造通貨印刷事件４ページ5

偽造通貨印刷事件４

野崎圭side

さっきまで全然スキンシップは平気だったのに何故殴ったか聞くと

望「人が話してるときに抱きついてくるから」

白黒はっきりしてるなぁ…この人

その後、吹き飛んだ因幡さんの頭を撫でていた

すると因幡さんはギュゥゥッ！と望さんの腰に手を回し、胸に顔を埋めていた
スーツが汚れると、離そうとするが離れない
また、望さんが軽く頭を叩くがさらに強く抱き締めるだけ

諦めたのか望さんは離すことを止め、因幡さんを持ち上げ………

持ち上げた？！

え？！自分より大きい、しかも体重もあるだろう因幡さんを持ち上げた
(しかも、横抱き)

因幡さんは気にしてないのか、望さんの首に手を回してエグエグ泣いていた

望さんは子供をあやす、母親のように因幡さんを揺すっていた。

荻さんがお茶を飲み終えたと、同時に因幡さんも機嫌が治り、下ろされていた

荻「全く…気分屋の所と望好きのところは変わってないな」

洋「望にあやしてもらったから上機嫌だっつー
見るか？キューティクルダンス」

優太くんと二人で変なダンスを踊り始めた。
あと、あやしてもらったからって…

望もやるか？と、誘われてたが望さんは首を振り断り、荻さんのもとへ行き、なにかを話していた

そして、荻さんは俺に手招きをした

荻「おい、働く方の助手」

圭「圭です」

俺に代わりに話すから、因幡さんに伝えてほしいと言った。
確かにあんな感じじゃ話せない

話そうとしたら因幡さんが荻さんとその隣に座っている望さんの髪に手を伸ばしていた

荻さんは素早くそれを捕まえ、自分と望さんの間に抱え込んだ

望さんは驚いていないので気づいてたのだろう

その後、また因幡さんが暴れた

一段落着くと因幡さんは望さんに膝枕をされていた
いや、なんでそうなった

荻さんは今首領ヴァランティーノと言うマフィアのボスを追っている

そのマフィアは偽札造りに関して高い技術を持っている

望さんがそれを胸ポケットから出して因幡さんに膝で寝転がっている因幡さんに渡した

もう一枚は荻さんを経由し、俺に渡した

確かに偽札防止の工夫は全部本物そっくりだ

諭吉の部分がヤギでなければ

その後、因幡さんと荻さんの二人だけの世界に旅だったりと色々と大変だった

望さんはよく、二人に挟まれていて何も反応しないね

俺だったら無理、尊敬するよ…