フェチを持たない秘密警察犬 (ページ11)

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偽造通貨印刷事件１０ページ11

偽造通貨印刷事件１０

因幡望side

ｳﾞｧ「日本の狼は絶滅したと聞いておったのに…」
洋「残念だったな、この通りピンピンしてらぁ」
望「ケケケって下品だよ兄さん
ちなみに私は現役けいさ……」

ドンッ！

最後まで言わせろよ！このヤギ！
てゆーか、兄さん撃たれた！！

ｳﾞｧ「殺す！殺す！殺す！
狼は皆殺す！
滅びろ！七匹の仔ヤギの仇ぃぃぃ！」
圭「助かってるよ！最後まで読んでないだろ！」

圭くんの言う通りだよ…
でも、その絵本好きじゃないんだよなぁ…

って圭くん、絵本で銃弾避けるとか凄いね

あ、装填してる、さっきの慌てようは何だよ

洋「優太！今のうちに！」

兄さんが黒髪を受け取った
とりあえず"スイッチ"入れとくか…

私は首をゴキゴキ鳴らし、指の関節も鳴らした。

"スイッチ"が入る前にウォーミングアップしとかないとね…？

望(だいぶ、行けそうだな…
さてやるか…って何で黒ヤギ…)

ヤギも兄さんのオーラで鬱になってるし、あ、圭くんまで

何故私が平気かって？
そりゃ…"スイッチ"入れて、"リミッター"が外れたからかな？

さて、残るはロレン………え

圭「意味がわからない！」

希望に溢れてるよ…つか、おっさんの女装キッツ……

一周廻ってハイになったか…？

花占いって乙女チックだなおいコラ
子供の私でもしなかったぞ
つか、する暇無かったしな…

ロ「首領にとってロレンツォは
右腕、左腕、右腕、左……」

チョー早い、私やったら花自体が千切れるよ

ロ「左…」

最後の一枚…血の涙流してるよ…
血涙ってどこぞの戦国アクションの猿の忠犬さんだよね？

って、刀抜きやがった！
兄さんに向かってきてやがる！
ふざけんな！

私はその足場を蹴って兄さんに向かった。