もう一度この世界に降り立ったので推しに会いに行くことにします【さとみ】

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あの日から毎日の日課にさとみくんに連絡するが追加された。

私はあのテンプレ小説のようにハッピーエンドを迎えられるのかもしれない。



なんて、馬鹿らしいこと考えてる。



2回死んでる時点でバッドエンドじゃん。



｢…はぁ｣


シャーペンをとんとんとノートに打ち付ける。


授業つまんない。


ノートもいちいちとんなくても単位取れるし。



JK2回もしなくていい。ホントに。




ぱっと前を向くと既に授業は終わっていて 文化祭についての話し合いになっていた。







そうだ…、






文化祭!!!!





…文化祭は…高校の一大イベントｯ！


2倍体験できるなんて…めっちゃいいじゃないか…、



少しだけ頬が緩む。





…が。



黒板の所の劇。 の欄の メインヒロインに私の名前が書かれるところが見えた。




｢え、ま、まってください。劇のメインヒロイン？｣


先生｢お前今手上げてたろ。｣


え？


と後ろを向くと後ろに座っている男子がいたずらな笑みでこちらを見つめる。




…やりやがったな。一応お前らより歳上だぞ。ざけんな？。


と心の中にとどめつつ。


そうでした…すみませんと返事をする。




劇は白雪姫のようだ。


王子役は…っと………





そこには先程私にとんでもないことをしてきやがった男の名前が。




え、こいつ何。私に好意あるの？


ごめんね。私さとみくん一筋。



脳内で自意識過剰に浸りながらもその後も話し合いが進むところを見ていた。








文化祭…さとみくん誘ったら来てくれるかな。

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