佰伍拾捌話 ページ13
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「...甘露寺、逃げるぞ。」
「...ぁ...う、うん！！」
伊黒さんのこと見てたから反応するの遅れちゃったわ...
顔赤くなってないかしら...
私は伊黒さんに手を引っ張られて立ち上がった。
「僕がそれを見逃すと思っているのかい？」
「もちろん思ってない。時間稼ぎはオールマイトがするから大丈夫だ。
...それくらいできるだろう？
No.1なんだから少し位役に立て。」
「...も、もちろんさ...！(私への当たりが強い...)」
「行くぞ、甘露寺。」
伊黒さんはそう言うと私の手を掴んで走り出した。
「...！？」
い、伊黒さんが私の手を掴んで...！？
今まで以上に胸がドキドキして顔が熱い。
...伊黒さん、凄くカッコいいわ...！
「(...今の蜜璃ちゃん、すっごくかぁいいです...！)」
トガちゃんは私を見て顔を赤くしていたが、それに私は気づいていなかった。
伊黒さんと一緒に逃げてあの場所から離れた。
「...伊黒さん、いつ思い出したの...？」
「...俺は林間合宿に襲撃してきた時色々考えていたら記憶が蘇ってきたんだ。
...甘露寺が拐われた後ガスによって一時意識不明になっていたんだがな...」
「えぇ！？意識不明って大丈夫なの！？」
「ああ。胡蝶のお陰でな。」
「？何でしのぶちゃんが出てくるの？」
「...それを含めて最初から説明する。
...実は＿＿＿」
ーーーーーーーーー
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
とある病室の扉が開き、数名人が入ってきた。
「...ここが伊黒さんの病室ですか...宇髄さんの情報が正しかったみたいですね。」
「おいおい、俺の情報を疑ってんのか？」
「まさか。現にこうやって伊黒さんの病室に辿り着けたんですから...」
「うむ！！宇髄の情報は正しかったのだ！！自信を持つといい！！」
「静かにしてください煉獄さん。ここは病室なんですよ。
それに、ここには忍び込んで来たんですからね？騒いでバレたら本末転倒ですよ。」
「うむ！！善処する！！」
「...はぁ...まあ、私達の目的は伊黒さんの意識を回復させることですからね。早く終わらせましょう。」
そう言って何かの注射を取りだし、中にある何かの液体を腕に注入した。
「...これで伊黒さんが目を覚ますんですか？」
「はい。恐らく数分すれば目を覚ますと思います。」
「...俺達がここにいるのバレたら警察とかに怒られちまうし、どうせならド派手に他のやつらも治したらどうだ？
バレても情状酌量？みたいな感じななるだろ。」
「はぁ...伊黒さんが起きたらですよ。」
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ほむらまる(プロフ) - 完結お疲れ様です> <新作頑張ってください♪ (2020年6月22日 15時) (
レス) id: 191f9de57a (このIDを非表示/違反報告)
Son de vent(プロフ) - 桜さん» すごいチートな個性ですね！！気になっていたことが解決してスッキリしました笑 とても楽しいお話をありがとうございました♪ (2020年6月14日 18時) (レス) id: 7cf1c5dab8 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 菊理さん» ありがとうございます！！新作も頑張りたいですね〜笑笑 (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - こだぬきさん» ありがとうございます！！私も新作でまた会えることを楽しみにしています！！ (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - Son de ventさん» あ、伊黒さんの個性のこと書いてませんでしたね。完全に忘れてました笑詳しくは考えてなかったんですが個性は自分の血液を操る？的な感じです。性質、効力、身体能力や個性の強化・弱体化等...血があれば何でもできる感じですね。ん？めっちゃチートになってしまった... (2020年6月14日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年6月1日 15時
