まもりたい (ページ6)

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裕side

勝手にお祝いなんかせんといてほしい。
たぁに声掛けて家に連れ込んで、
ケーキ食べさせてクッキーまで持たせて
たぁにアレルギーあったらどないするつもり？
うちの子に何する気やねん、あの人は。

忠『にゅーがくおいわいっ！』

裕『たぁ！やめろ！』

忠『っ、、、！』

俺が怒鳴ると、たぁは動きを止めて
部屋に戻って行った。
たぁは俺と雛の子供や。
あの人の子やない。
勝手に家に連れ込まんといて欲しいわ

雛『病院、戻りましょうか』

裕『せやな、』

雛とふたりで病院に戻った。
亮は目覚めて俺らがおらへんかったから
さみしくて泣いてたらしく、
眠る亮の頬には涙のあとがあった。

雛『寂しい思いさせちゃったね、、、
ごめんね、亮、、、』

亮『んっ、、、』

雛『亮、お疲れ様。よく頑張ったね』

亮『うん、おきたとき、おらんかったぁ』

裕『ごめんなぁ、亮。』

亮『さみしかったぁー！』

亮の小さなからだを抱きしめた。
まだ4年しか生きてへんのに、
亮はたくさん闘ってきた。
何度も何度も手術して頑張ってきた。
ごめんな、、、亮。

亮『たぁ、くん、にゅーがくしき？』

雛『ええ、そうよ。』

亮『たぁくん、よろこん、でた？』

裕『せやで。喜んでた』

亮『よか、たぁ、、、
たぁくん、たのしみに、してたの。
ままと、ぱぱとおしゃしんとる、って』

裕『亮、まだしんどいやろ？寝ときや？』

亮はコテンとすぐに眠った。
まだしんどいやんな、